Roamers Lifeという生き方

国を超えて多拠点生活を目指す奮闘記

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義 

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義

 

 今回は、目に見えない資本主義を読みました。

この本も面白かったです。

最近は、資本主義2.0を構想していまして、それは貨幣経済ではない共感経済を作り出すというものです。そして、その共感はバーチャルではなくリアルで起こることだと確信しています。

もちろんバーチャルでもできなくはないですが、リアルでの共感に勝るものはないです。

だからこそ、僕は「旅するように生きる」というライフスタイルを探求していますし、非定住型のライフスタイルに満足しています。

人生は短い。だったら、価値観の近い人たちに国を超えリアルに会って語り合い、友達になりたい。と思うからです。

 

 

パラダイムシフト

パラダイムシフトとはなんだ?という人もいると思います。

パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。 パラダイムチェンジともいう。

パラダイムシフト - Wikipedia

 Wikipediaでは上記のように説明されていました。

簡単にいうと、今まで常識として考えられていた価値観が180度変わることを意味しています。

本書では、5つのパラダイムシフトが挙げられそれぞれについて論じられています。

1)「操作主義経済」から「複雑系経済」へ

2)「知識経済」から「共感経済」へ

3)「貨幣経済」から「自発経済」へ

4)「享受型経済」から「参加型経済」へ

5)「無限成長経済」から「地球環境経済」へ

これら全ての項目が面白いですが、全てをここで紹介するのは無理なので、興味がある方は、読んでみてください。

 

螺旋的発展の法則

本書で、「螺旋的発展の法則」というのが紹介されていました。これがとても興味深かったので紹介します。

皆さんもご存知の螺旋階段。この螺旋階段を登るように世界は発展するという法則のことです。

具体的に説明しますと、螺旋階段を登る人を横から見ると、上に登っていき進歩し発展していくように見えます。

しかし、上から見ると、螺旋階段を一周回って元の位置に戻ってくる復活や復古が起きているように見えます。しかし、元の位置に戻っているわけではなく、一段上の位置に登っています。

言葉を変えれば、「未来進化」と「原点回帰」が同時に起こるという法則。それが、「螺旋的発展の法則」である。

 確かに、インターネットもそうだよなと思えたので、とても印象的な法則でした。

 

共感経済とは

共感経済とは、「知識資本」「関係資本」「信頼資本」「評判資本」「文化資本」によって成り立つ経済のことです。これらの資本に共通するのが『共感』であることから共感経済と言われています。

僕を共感経済へと導いてくれた河崎さんがわかりやすく説明しているので、こちらもご覧ください。

 今まで、「貨幣」という客観的な尺度で測れるものは価値があり、貨幣で測れないものは無価値として扱われていました。

しかし、9割以上は「貨幣」では測れない見えない資本で形成されています。

そんな『見えない資本』に焦点を向けようとしているのが共感経済です。

しかし、今日のインターネットの発達によって、「見えない資本」が見える化してきたのも事実です。例えば、レビューなども評判の見える化だったりします。

 

見えない資本が定量化できなかった理由は、「所有できない」「自然に増える」「形態が変わる」という3つの理由からでした。

そのため、財務諸表に書き込むことができず、経済学でも扱うことができないので無視されてきました。

 

無意識な思考を改める必要がありそうです。その無意識な思考とは、「どのように『客観的な尺度』で評価するのか?」というものです。

この考えを紐解くと、「客観的に評価できないものは役に立たない」という発想が根底にあります。

社会に置いて存在する価値を、例えば「貨幣」という単一の「客観的尺度」で測ることが、一体何をもたらしたか。その行為によって、我々は、社会に存在する 「多様な価値」を多様な視点で見つめる力を失ってきたのではないか。その「尺度の単純化」こそが、社会における「価値観の単純化」と「文化の単純化」をもたらしたのではないか。もとより、「多様な価値」とは、単一の尺度では測れないからこそ、「多様な価値」と呼ぶのではないか。

 ということが書かれていました。

僕は、これを読んだ時に背筋がゾワゾワしました。

貨幣経済で生きていると、貨幣というのが神格化されています。そして、企業などでは収益化という尺度で物事が決定されています。例えば、市場規模を調べるにしても、客観的な尺度かどうかが見られますし。

社会的ビジョンを持っている人でも、最後は「単一的な客観的尺度」を要求します。

それが、社会の常であるかのように。

 

今は、パラダイムシフトの間の時代。「客観的な尺度」がどれだけ愚かな考え方なのかを一度立ち止まって考える時なのだと思わされました。

そして、パラダイムシフトの時代というからには、今ままでの企業経営の常識、投資家の常識というものを捨てなければいけません。その常識の天地がひっくり返る時代なのですから。

数値化することで膨大に失われることにも目を向けなければいけません。

そもそも、定量化することが間違っているのかもしれません。

 

共感経済は、パラダイムシフトの時代を形造る礎になると確信しています。

 

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義

 

 

 

 

 

隷属なき道

隷属なき道

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

 

 今回読んだ本は、"隷属なき道"という本です。

最近僕もFacebookベーシックインカムについて何度か投稿して来ましたが、この本でもベーシックインカムの重要性が論じられています。

ベーシックインカムは、「人を怠惰にするだけ」とか「現実的じゃない」とか色々批判されている一方、シリコンバレーの起業家などでは導入すべきという論調もあります。

この奴隷なき道を読むと、ベーシックインカムがなぜ必要なのか?どうして実現できると言えるのかが書いてあるので、ベーシックインカムに興味のある人は読んでみることをオススメします。

 

フリーマネーは人を怠惰にするのか?

貧乏な人はお金の使い方が悪いという考え方は、世間の常識として浸透しています。貧乏な人たちを支援する活動や制度は色々あります。

例えば、生活保護だったり食べ物の配給だったり。

そして、生活保護が不正受給されないように事務手続きがたくさんありコストがかかります。

2009年にロンドンで13人のホームレス男性に3000ポンドをあげるという実験が行われたそうです。

使い道は各自自由とされ、唯一の問いは「自分には何が必要だと思うか?」というものだけでした。

それぞれのホームレスは、電話や辞書、補聴器などを買いホームレス支援のプロよりも自分に何が必要なのかをよく知っていました。

1年後の調査で、3000ポンドのうち平均で800ポンドしか使っていないことがわかった。

20年間ヘロイン中毒だった人は、身なりを整え、ガーデニング教室に通い始めました。

実験開始から1年半後には、13人の路上生活者のうち7人が屋根のある生活をするようになりました。そのほかに2人がアパートを借りました。13人全員が支払い能力や個人的成長へと繋がる重要な足がかりを得ていた。と本書にはあります。

 

この実験でわかったのは、単にフリーマネーが貧困者を自活させるというものだけではありません。

フリーマネーによって、かなりのコストを削減できるということも証明したのです。

 

ベーシックインカムの議論の中で、「財源がない」ということはよく論じられます。その議論の前提には、今までと同じだけのコストに上乗せしてベーシックインカムのことを考えるからです。

ベーシックインカムの導入は、ホームレスへの警備費、訴訟費用、社会福祉費なども節約できます。そして、生活保護も年金も必要なくなるわけです。

そして、税金の使われ道も透明化できます。消費税が20%になっても10%は毎月戻ってくるなら、安心して20%払うでしょう。

 

GDPが見逃している労働

最近も話題の安倍首相。彼は、よくGDPGDPと連呼しますね。

資本主義社会では、GDPが絶対的な指標として掲げられ、マイナス成長は国の破滅と言わんばかりに不安を扇ぎます。

コミュニティサービス、綺麗な空気、おかわり自由などは、GDPを増やさないと筆者は述べています。

また、ガッキーこと新垣結衣さんと星野源さんで有名になった「逃げはじ」でもありましたが、主婦の家事も無報酬のためGDPには反映されません。ボランティア活動もしかりです。

また、ウィキペディアやインターネットによって百科事典を買うこともなくなりました。SNSを使うのも無料ですし、このHatena Blogも無料です。

こうして、インターネット時代になったことで世の中には無料のサービスや労働が増えGDPでは測れない部分が大半を占めてきたのではないでしょうか。

 

ベーシックインカムの必要性

過度な資本主義とコマーシャリズムの今日、何が本質的な価値なのかがわからない人が増えてきました。

高収入を得ている人は、富を移転するだけで、有形の価値を創出していません。逆に有形な価値を創出している警察官や看護師は安月給に耐える時代です。

そうして、貧富の格差が広がることで紛争が起きたり、テロが起きたり様々な問題が続出しています。

そして、テクノロジーの発展によって人類は労働しなくていい時代が到来しようとしています。

その時代にどうやって対応するのか?今までのように「労働しない人は生きていけない」のであれば、ほとんどの人は飢えに苦しむでしょう。

 

また、問いを投げかけるとしたら、「あなたは、国が経済成長したら幸せですか?」「どこまで富を築けば幸せになれますか?満足できますか?」

人間は、無限の欲望を抱えていますが、有限の時間も同時に持っています。

何に時間を使って生きますか?

そう問われている時代が今日なのではないでしょうか。

 

お金がないと生きられない。ならば、最低限のお金をみんなで保証しましょう。というのがベーシックインカムです。

思いやりの時代にふさわしい制度だと僕は考えています。

 

まとめ

本書では、全10章でベーシックインカムについて語っています。

話の展開途中で、まとめに入るのも納得感がないかもしれませんが、続きは本書を手にとって読んでください。

人間は、思いやりを持ち自他の「幸せ」を追求する動物です。

それが実現する豊かな時代が今日です。

ベーシックインカムは、その土台を作るものです。

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

 

 

 

山形なう

山形に来て1週間

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山形県に来ています。

人生初の東北になります。(多分....)

今回なんで来ているかと言いますと、免許合宿が理由です。これからの時代は、自動運転車の時代だから免許なんていらないと今まで取ろうとも思っていませんでしたが、急遽マニュアル車を運転しないといけなくなったので、免許取りに来ています(笑)

 

今日、仮免試験があって見事合格しました!

 

今回は、山形で生活してみて感じたことを書いていこうと思います。

 

東京よりもいい意味で情報量が少ない

当たり前のことですが、東京のような大都会と違って、山形は田舎なので入ってくる情報量が少ないです。

僕は、それをいい意味で捉えています。

東京のような都会だと日常に飲み込まれ、不必要な情報までインプットしてしまいます。しかし、田舎は情報があまり入ってこないため、自分の思考を深められる時間が増えます。

渋谷を想像すればわかりますが、あちらこちらに広告やCMが流れ、センター街には音楽が、道路にはチラシやティッシュを配る人たち、様々なファッションの人たちが往き交い、1秒間に得られる情報がハンパないことがわかります。

 

情報を取捨選択できる

人工的な情報(記事など)がいたるところで目に入る東京に比べ、情報が少ない田舎では、自分で情報を選択できます。

インターネットによって、都会にいる人と同じスピードで情報を得ることが可能になりました。その情報を取捨選択しながら、思考することができるためインスピレーションが湧きやすいです。

また、東京は情報が多いだけでなく人々が忙しく動いているため、自分のゆっくりとした時間が取りにくいです。情報はインプットも大事ですが、それ以上にアウトプットが大切です。与えられた情報を鵜呑みにせず、自己解釈を交えながら思考することもアウトプットに繋がります。

最近は、記事を読んでアイデアが浮かんだらメモを取り、意見が浮かんだらFacebookでポストするようにしています。

メモを取ったりFacebookにポストする頭のゆとりがあるのは、都会よりも田舎の方だと実感しています。

 

田舎の方が情報量が多い

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最初の項目から矛盾を感じるかもしれませんが、ここでいう"情報"は自然から受ける情報のことを指します。

滞在先から徒歩10分ぐらいのところに白つつじ公園という公園があります。そこまで広い公園ではないのですが、庭園のような作りになっていて気持ちがいいです。

この公園にいるだけでも、鳥のさえずり、蝉の声、風の音、木のさざめき、水の音、草の香り、芝生の感触、湿度など。大量の情報に触れることができます。

しかも、人間にとって自然の情報量は癒しに繋がります。渋谷のガヤガヤした情報では癒しよりも苛立ちを覚えてしまうでしょう。

時間の流れがゆっくり流れる田舎では、自然から得られる情報量が都会よりも多く、落ち着けます。

 

まとめ

都会よりも穏やかな田舎にずっと暮らしたいとは全く思いませんし、ずっと都会に住みたいとも思いません。

やはり僕は、日本中世界中の都会と田舎をぐるぐると回りながら生活したいなと思っています。

都会も田舎もいいところがあるなら、そのいいとこ取りができるのが、Roamers Lifeという生き方です。

「旅するように生きる」というライフスタイルを今は追求したいなと思う今回の合宿免許です。(車が運転できるので、より行動範囲が広がりそうですw)

 

今回書きませんでしたが、都会のように夜遊びする場所がないので、早寝早起きの習慣も付いています。

健康的な習慣も身につくのはとってもラッキーですが、運動不足になりがちです。東京の1kmと山形の1kmは、距離は同じでも体感が全く違います。やはり山ばかりの山形だと歩いていても距離が長く感じますw

スーパーまで走って買い出しをしに行くことで、運動不足を少し改善しています!

 

 

【知らなきゃ損】もう、出入国で時間を無駄にしない!

こんにちは。

今日は、あいにくの梅雨の天気ですね。。。

実は、これからロンドンに行くんです。

そこで今回、出入国の"自動化ゲート"なるものを知りまして使ってみたいと思います。

www.gov-online.go.jp

 

「自動ゲート」とは

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(画像:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201009/5.html

自動化ゲートは、パスポートと指紋の照合により、自動的に出入国審査を行うことができるシステム。出国前に自動化ゲートの利用登録をしておけば、出入国審査場が混んでいても、自動化ゲートを使って、スムーズに出入国審査を行うことができます。

海外旅行に行ったことがある人は見たことがあるかもしれません。

出入国審査に長蛇の列ができているのに、電車の改札みたいな機械があるところは閑散としている状況を。

まさにあそこが、自動ゲートです。

この自動ゲートを使えば、出入国で並ぶ必要が無くなります。空港にギリギリについて、やっと保安検査が終わったのに、また出入国審査で並ぶ。飛行機に乗り遅れそう!

みたいな状況を回避できます(笑)

この自動ゲートを通るときは、出入国スタンプが押されません。海外旅行や出張が多い人にとっては、パスポートの増補する手間が省けるというメリットがあります。

スタンプがどうしても欲しい人は、自動化ゲートの通過時によくいんに申し出れば、スタンプをもらうこともできるそうです。

なんとこの自動化ゲートは、10年前からあるそうです!

 

自動ゲートを使うには? 

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自動化ゲートを利用するためには、出国審査をする前に、登録カウンターで自動化ゲートの利用者登録をすることができます。

利用者登録をすると上の写真のようにスタンプがもらえます。

手続きの流れ

1)登録カウンターに備え付けてある申請書を記入する。

2)申請書とパスポートを一緒に登録カウンターの職員に渡す。

3)人差し指の指紋(両手)を登録する。

この3ステップで手続きが完了します。所要時間は、たったの5分です!

しかも、自動化ゲートの利用者登録や利用には手数料はかかりません。

世界を飛び回るデジタルノマドにとっては登録必須ですね。

 

有効期限は?

自動化ゲート登録の有効期限は、パスポートの有効期限までです。

なので、パスポートの有効期限が切れるまでいつでも自動化ゲートを利用できます。

パスポートを更新した時や再発行したときは、改めて自動化ゲートの登録が必要になります。

 

自動化ゲートの設置場所

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○ 成田空港…第1ターミナル・第2ターミナルの各出国審査場・上陸審査場(※成田空港の第3ターミナルには,自動化ゲートは設置されていません。)

羽田空港…中央及び北の各出国審査場・上陸審査場内の入国管理局事務室

○ 中部空港…出国審査場・上陸審査場

関西空港…第1ターミナルビル・第2ターミナルビル(国際線)の各出国審査場・上陸審査場

主要な空港にはどこでもあります。

 

 

詳しい使用方法は、法務省のホームページにあるので、気になる方はチェックして見てください。

法務省:自動化ゲートの運用について(お知らせ)

 

それでは、行ってきます!!!

 

限界費用ゼロで資本主義2.0時代へ

限界費用ゼロ社会と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

 

 様々なところで資本主義の限界が論じられている今日ですが、この本はそれを紐解いてくれます。

最近、ポスト資本主義という言葉を掲げる人が見受けられますが、私は"ポスト"ではなく"2.0"だと言っています。

"ポスト=脱"という意味がありますが、共感経済や共有経済になったとしても、それは資本主義無くして実現できない世界なわけで、"脱する"わけではないからです。
どちらかというと、資本主義という土台の上のレイヤに共感経済や共有経済があるという認識なので、"資本主義2.0"という言い方の方が妥当な気がします。

むしろ、資本主義という言葉すら使わない、"共感主義"という言い方をした方がいいかもしれません。

 

資本主義のジレンマ

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経済学者のランゲやケインズは、1939年代に資本主義の核心にある矛盾に気づいていたそうです。消費者が製品の限界費用だけしか支払わない経済こそもっとも効率的であることを経済学者は昔から理解していました。

資本主義体制の企業は、高品質の製品を安く製造し販売するという競争を行います。安く生産するには、生産性を高めて大量生産します。すると、限界費用がどんどん下り1個あたりの生産費用が低くなります。そして、AIやIoT、3Dプリンターなどのテクノロジーの発達によって限界費用がゼロに近づいています。

 

経済学者が考える効率的な経済を目指した時、消費者は限界費用だけしか支払いません。限界費用がほぼゼロだった場合に企業は投資収益と十分な利益を確保できなくなり、株主を満足させられなくなります。

大手企業は、市場で力を持っているので独占的支配を行い、限界費用より高い価格で消費者に買わせようとします。

そして、見えざる手によって限界費用ほぼゼロの効率的な経済を目指すことを防ごうとします。

このジレンマが資本主義の理論と実践の根底にある固有の矛盾です。

 

コモンズ時代の再来

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コモンズとは

資本主義市場と代議政体のどちらよりも長い歴史を持つ、世界で最も古い、制度化された自主管理活動の場なのだ。

コモンズは昔のものとされがちですが、実は我々の生活の近くに存在しています。例えば、慈善団体や宗教団体、スポーツクラブ、信用組合、分譲住宅の管理組合など様々なところで見かける団体はコモンズ式に活動しています。

このコモンズでは、社会関係資本を生み出し人と人との信頼関係に基づいて経済活動を行なっています。

社会関係資本とは、市場では評価されにくい他人との"信頼関係"や"ネットワーク"のことです。

この協働型コモンズにおいては、"お金"を返すことなく持ちつ持たれつの関係性で経済を回すことができるのです。

なぜなら、他人との信頼関係に基づいて取引を行うからです。日本の田舎の村でも同じことが行われていますよね。「じゃが芋が豊作だったからおそそわけしたら、秋にお米でお返しをもらった」というように、ここには信頼関係によってお金を返さないやりとりが発生しています。これもれっきとして経済活動です。

今までは固定された場所に依存していましたが、インターネットの発達によって世界中の人が同じ価値観の人と協働型コモンズを作ることによって、様々な信頼に基づくお金を使わない経済が生まれるようになります。

このコモンズでは、経済的豊かさ(モノの所有やマネーリッチ)ではなく、精神的豊かさ(友情、愛情)を追求する社会になります。

 

ミレニアル世代

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ミレニアル世代とは、1980~2000年頃に生まれた人達のことを指します。この時代の人達は、モノの所有よりもアクセスを重視します。

例えば、一つの家を所有することよりも色々な場所に住むことを好みます。家を所有する時に、大体の人はローンを組みます。30歳の時にマイホームを立てるために30年ローンを組んだ場合、60歳まで返済する必要があります。その間は、その家に住むことが前提となります。60歳になり、ローンを返済した時には若い時に出来ていたことが出来なくなり、その活力も30歳の時よりは衰えています。

"お金"を得る行為は、負債なのです。"今"という時間を犠牲にして、幻想のような未来のために貯蓄するのです。

このように、"今"という時間を大切に生きたいと考えるのが、ミレニアル世代なのです。

こうした、ミレニアル世代が社会の主軸となってきた今世紀だからこそ、新たな変革が生まれ始めています。

 

プロシューマーの登場

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プロシューマーとは、consumer(消費者)とproducer(生産者)を組み合わせた造語で、製品開発も担う消費者のことです。

資本主義市場においては、消費者と生産者は区別されていたが、協働型コモンズにおいては、消費者も生産者も兼ね備えた存在になります。

その証拠に、Airbnbやメルカリの市場は広がっており消費者でもあり生産者でもある人々が増えていますし、違和感さえありません。

協働型コモンズでは、プロシューマーによって情報やスキル、リソースなどがオープンソースとして公開され、互いに共創を行うことで限界費用がほぼゼロで新しいサービスが生み出されシェアされます。

家や自動車、衣服、食品、エネルギーなどなど様々なものが協働で生まれ、シェアによって流通するようになります。この経済システムを支えるのが社会関係資本と言われるコモンズ内での信頼関係とネットワークです。

このコモンズ経済圏においては、お金を介在させなくても経済活動が営まれます。

 

21世紀は共感の時代

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資本主義誕生〜20世紀までの幸せは、「モノの所有」でした。しかし、21世紀に入り、2008年のリーマンショックによって、資本主義の綻びを学びました。2011年には、東日本大震災によって"今"や"絆"を考えるようになりました。

人災や天災によって、モノの所有よりも人との繋がりによって幸せを感じる人が増えてきたのが21世紀という時代です。

共感による経済は、ユートピアのような理想主義を思い起こす人がいるようですが、実際はその正反対だと筆者は述べています。

本書の16章「生物圏のライフスタイル」を引用します。

共感を抱くとは、他者が繁栄するよう応援し、相手の短い生涯に秘められた可能性のすべてを自ら実感することだ。思いやりとはすなわち、地球上で生命の旅をする仲間として連帯の絆を認めて、互いの存在を祝福する私たちなりの方法なのだ。

 つまり、他者との共感とは喜怒哀楽すべてを共にすることを意味しています。他者への共感は、自分の命と同じように相手の唯一無二の命を認識することです。

より、人と人とが近くで接し、同期するような感覚の経済システムが共感経済です。

 

今までの資本主義経済は、機械的なシステムで動き人間に違和感を感じさせてきましたが、共感主義経済は、生命的なシステムで動く経済でありより生命体である人間にとってはフィットする世界なのではないかと思います。

 

私は、こうした人と人とが共創によって生産し、生産したものを共有によって流通させる経済をコラボシェア経済と言っています。

こうした、コラボシェア経済が実現することで、協働型コモンズが他人との信頼関係によって取引を行い生命的な共感によって喜怒哀楽を共有し、生命体として人間が強くなるのではないかと考えています。

 

本書によって、自分の価値観を肯定された側面が大きく、それと同時に資本主義を提唱した人達さえも共感経済を見据えていたことに驚きを感じました。

 

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

 

 

ビットコインが使えるデビットカードとは?

1週間前ぐらいまでは1ビットコインが30万円を突破し、1ヶ月で急上昇していました。

先日、その価格が急降下して約25万円台で現在は落ち着いています。

私もビットコインを持っていますが、長期保有で考えているのであまり気にしていませんでしたが、メディアの反応が面白いなぁと思って見てます。(笑)

 

今回は、ビットコインが現金と同じように使える方法をお伝えします。

日本では、ビットコインを売却すると二重課税(消費税+所得税)されてしまうので、投機目的で買った人も日常生活で使える方がお得に使えます。

 

今後もビットコインを含めアルトコインが盛り上がり続けると思うので、紹介します!

バンドルカード

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vandle.jp

ビットコインをチャージして、VISAカードが使えるお店ならほとんど使えるデビットカードを発行するバンドルカードです。

このバンドルカードは、日本の企業で日本円でビットコインを買って日本国内で使う人にとっては便利なカードです。

なぜなら、ビットコインはジャパンプレミアム状態になっているからです。(ジャパンプレミアムとは、日本のビットコイン価格が世界の取引所の中で高くなっている状態のことです)

 

そのため、日本国内でビットコインを使った取引をしたいのであれば、バンドルカードをオススメします。

 

バントルカード登録してみました

(1)アプリをダウンロード!

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(2)アカウント登録

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(3)カードの発行

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バーチャルカードなら、1タップでカードが発行できます。

 

(4)カード発行完了!!

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たった数分でカードを発行できちゃいました。

とっても簡単です。

 

ビットコインを入金してみました

(1)"チャージ"からビットコインを選択します

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"リクエスト作成"をタップしてチャージ金額を入力します。

 

(2)ビットコインウォレットから入金します

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coincheckと連携しているので簡単に入金ができるみたいです。

私は、Blockchainというウォレットを使っているので、" 他のウォレットを使って支払う"から入金します。

 

(3)Blockchainのアプリを開き"送信"を選択します

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(2)の写真のページ(以下バンドルページ)をスクロールすると、入金用ウォレットをコピーできるので、コピーします。

そのコピーしたウォレットを宛先にペーストします。

バンドルページにビットコインの入金額が表示されているので、それをBTCに入力して、”続行”をタップします。

 

(4)支払いを確認

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"カスタマイズ手数料"というものがあり、自分で支払う手数料を決められるというのが面白いです。

分散型だからこそできることなんだと感心してました。

(1000円入金に120円の手数料(12%)は高いな......)

金額と手数料を確認したら"送信"をタップします。

 

(5)バンドルカードに戻る

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支払い完了と表示されると手続きは完了です。

ビットコインは、取引成立まで少々時間がかかります。そのため、バンドルカードに反映されるまで時間がかかる場合があります。

私は、手数料を極限まで下げてみたので、入金されるか謎です(笑)

なぜ、入金されるか謎かと言いますと、承認作業は、手数料の高い順番で行われるので、手数料が少額すぎると承認作業が後回しにされるためです。(6時間経ってやっと入金されましたw)

 

これで、入金は完了です。あとは、反映されるのを待ってばデビットカードとして使えます。

バーチャルカードは、ネット決済のみで使用可能です。もし、コンビニとかで使いたい場合は、プラスチックカードを頼む必要があります。(発行手数料300円)

 

バンドルカードの招待コード

招待コード:2ecw4n

この招待コードを入力してアカウント登録すると、200円分チャージされます。

もしよかったら使ってください!

 

海外対応ビットコインデビットカード

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wirexapp.com

Wirexは、世界中で使えるビットコインデビットカードです。

これがすごいのは、世界中のATMで現地通貨を引き出せるところです。

海外旅行に行った時に、今までは両替所で換金したり、クレジットカードのキャッシングを使うことが当たり前でした。

これからは、ビットコインで現地通貨を引き出すことで少額手数料で換金が可能になります。

世界観をもっと膨らますと、給料はビットコインでもらい自分のビットコイン口座に振り込んでもらいます。

使用したい分だけのビットコインをWirexの口座に振り込めば現地通貨に換金が可能です。

海外口座を作る必要が無くなり、ますます世界中どこでも生きていくことが可能になります。

 

Wirexは、世界中を旅するノマドやハイパーノマドにとって最強ツールになるかもしれません。

 

型に縛られない企業になるには

小さなチーム、大きな仕事

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

 

今回、読んだのはこの本です。

 

前に紹介した「強いチームはオフィスを捨てる」と同じ人が買いた本です。

keisuke-chiba.hateblo.jp

 

 この作者が、一貫して伝えているのは、大企業になる必要はないということです。むしろ、小さな企業の方が小回りが効くし、何度でもチャレンジできるという利点があり、その期間を楽しめとのこと。

 

最近、日本は起業家が少ないということで、「起業」「スタートアップ」「資金調達」「IPO」「企業売却」などがバズワードになっています。

私も、このバズワードに踊らされていた時期もありました。

 

今回は、本書を通じて感じたことを中心にブログを書きたいと思います。

 

幻想

本書にもありましたが、「会社の規模」で相手を判断することが多々あります。これは無意識のうちに洗脳されているものでもあります。

たいていの人は、10人未満の会社の経営者と100人以上の会社の経営者だと、100人以上の会社の経営者の人を褒めます。

なぜ、社員の数が多く会社の規模が大きいほどすごいと考えるのでしょうか。

大企業のような規模が大きな会社が"偉い"という風潮がはびこっているからではないかと思います。

1万人規模の大企業が安定しているというのでしょうか?

京都では、100年以上続く小さな会社が山ほどあります。老舗企業は、社員を100人も抱えている訳ではありません。代々家族経営をしていても続くのです。

会社の規模は関係ないのではないでしょうか。

 

規模を求めるのは、大きなプロジェクトを大人数でやることで、難しい課題を短期間に作り上げたいからでしょう。しかし、その副作用は、柔軟な変更ができなくなりますし、マネージメントコストが大幅にかかってしまいます。大人数でやるとなると、その分の給料が発生するので、資金も必要になります。

何を目指すかは人によって異なりますし、全て正しいです。しかし、規模が小さいことを後ろめたく感じてはいけないと思いました。持続的に続けられ、大切な人に喜ばれるモノを作れるのであれば、会社の大小など関係ないですし、むしろ小さいことを誇りに思うべきです。

 

起業とは

以前から、今の事業を法人化するか否かについて考えています。

keisuke-chiba.hateblo.jp

 

世間的風潮で言えば、起業とは"法人化して事業を始めること"という意味合いで使われています。

辞書的な意味では、"新しく事業を始めること"です。

つまり、法人化する必要はなく新しいビジネス(プロジェクト)を始めていれば、それは起業ということになる訳です。

起業という言葉は、使い古されていて、本書では起業家ではなくスターターという表現を用いていました。

 

起業という言葉に踊らされ、会社を起こすことが目的化されてしまっては本末転倒です。(私の高校時代がそうでしたが笑)

投資家の方々は、学生が起業することはいいことだ。起業してから事業を考えればいい。とおっしゃる方もいますが、彼らの立場にたつと起業家人口が増えなければ、自分の仕事がなくなるので、当たり前の発言な訳です。100社投資して、1社がうまくいけばいい世界なのです。

真に受けてもいいですが、私はとりあえず法人化は本質ではないと思います。(何もしない期間も税金で支払いがありますし、投資が入っているならプレッシャーもあります)

 

本書では、"外部資金は最終手段"として語られていました。シリコンバレーを始めとして日本でもスタートアップは投資を受けるというのが通例です。誰に投資を受けたのかがブランドになり、信頼が得られるとされています。しかし、そのブランドと信頼は見せかけではないでしょうか。あなた自身のブランドや信頼ではなく、その投資家のブランドであり信頼です。それでは、甘い蜜を吸わせてもらっているだけではないかと今回思わされました。

そして、他人のお金を使えるというのは素晴らしく聞こえますが、ユーザーのための製品ではなく、投資家のための製品になってしまう危険性もあります。

また、これは私の話にもなりますが、資金調達に注意がいってしまい、作らなければいけない製品の開発が遅れてしまうことがありました。

シードの段階では、アイデアしかありません。投資家もアイデアを評価するというよりもその人が真剣なのか狂っているのかを見ています。仮に投資が受けられたとしても、事業が評価されたわけではないので、検証にもなりません。

 

お金がないことはチャンスです。

資金調達に成功し、お金が手に入った瞬間、社員を雇ったり、追加したい機能をどんどん追加します。都心部のおしゃれなオフィスを借りて、安心した顔で仕事をしてしまうでしょう。

お金がなければ、短期間で成果を出さないといけないので、石にもすがる思いで狂ったようにプロダクトを作るでしょうし、お金に堅実になり、機能も削れるだけけずり本質を見つけようとします。

 

私もついこの間まで、資金調達先を考えていました。しかし、最近はそれよりも大事なことがあると思い始めました。それは、いかに面白いプロダクトをシンプルに作るかです。独創的な世界観を描き、ニッチな人だけが面白がってくれて、気がついていたら一緒に事業をしていたという状態を作れるかに面白さを感じ始めました。

資金調達を考えていた時期は、試算表や資本政策を作ってみたり、ファイナンスを勉強したりしていました。また、「マネタイズをどうするのか?」「市場規模はどれだけあるのか?」という机上のことばかり考えていました。

潜在顧客と向き合う時間があまりに少なかったです。

しかし、潜在顧客とのコミュニケーションを高めたことで、本当に大事なことを学べました。

 

話がずれてしまいましたが、初期の段階は、資金調達は必ずしも必要ないと思います。自己資金で好き勝手にやったほうが、ブラッシュアップがされ、その結果資金調達が必要とあれば、資金調達をするのはありなのだと思います。

 

面白い事業というのは、「タダでもいいから働かせてくれ」と言われるような事業なのだと思います。直接的に、「タダでもいいから働かせてくれ」とは言われないかもしれませんが、「なんでも手伝うから、連絡して」とか「一緒にやろう」とか言ってくれます。私も、今やっている事業は、2人の社会人の方がボランティア的に関わってくれています。また、事業連携という形で2人の事業家の方にも手伝ってもらっています。

 

まだ、本格的なプロダクト開発に至ってはいませんが、価値観の合う人と巡り会い、共鳴し合えば、いくらでも手伝ってくれる人はいます。ここには、法人という信頼も投資家のブランドもありません。

そういった事業を形成することを突き詰めたいなと思っています。

 

 

ほとんど、本書とは関係ない話をつらつらとしましたが、型に縛られない会社の考え方を読んでみるのは面白いです。 

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

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【完全版】というのもありますが、私はKindle派だったので買いませんでした。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

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  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
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