Roamers Lifeという生き方

国を超えて多拠点生活を目指す奮闘記

経済は「競争」では繁栄しない

経済は「競争」では繁栄しない

本書は、「神経経済学」という人間の出すホルモンによって経済を考える学問の生みの親であるポール・J・ザックさんが書かれたものです。

小難しい話に思われるかもしれません。だって、生物学と経済学と哲学などが入り混じった学問なので。

しかし、同書はユーモアたっぷりに書かれているのでたまに笑っちゃいます。(自虐的表現もなかなか面白い)

 

オキシトシンとテストステロン

オキシトシンは、他者に共感し信頼を育むホルモンです。テストステロンは、攻撃的で処罰しようとするホルモンです。

人間は、この2つのホルモンバランスを保つことが大事です。

 

今までの経済学では、人間はテストステロン的な合理利己主義でできていると定義してきました。つまり、誰もが自分の利益を念頭に置き、一体どこにその利益があるかという打算に基づいて意思決定をすることを前提とした経済学だったのです。

面白いことに、経済学や経営学に触れたことはある人なら一度は聞いたことがあるであろうアダム・スミスは、道徳感情論の中でこのように言っていました。

「優しく寛大な行動は、他者への愛着の感覚から生まれ、困っている人を目にすると、「相互同感」という絆(共感)が生まれる」と。

人間は道徳を生まれながらにして持っており、他者への共感こそ世の中を豊かにできると提唱したのがアダム・スミスでしたが、時代背景的に金儲け資本主義だったこともあり誤解されていたそうです。

アダムスミスは、利己主義の追求は現に全ての人に有益であると主張しました。本書では、皇帝ペンギンの例が出ていました。皇帝ペンギンのオスは我が子の卵を温めるために集団で身を寄せ合います。しかし、外縁部にいるペンギンと中心部にいるペンギンでは温度が違います。(もちろん中心の方が居心地がいい)そのため、お互いに外縁部と中心部の場所を交代しながら過ごします。

つまり、各自の利益と全体の利益を一体化し、善循環を生み出しているということです。これは人間でも同じで、一人では生きていけません。他者を幸福にすることが自らの生存に欠かせないのです。だから、人間は道徳的な動物であって、決して合理利己主義ではないのです。

 

 

テストステロンは、暴走するとダメですが、ある程度持っていないと人を信頼し過ぎたりリスクにチャレンジすることができないです。

多くの人にとって身近な例で言えば、結婚は大きなリスクを伴う決断です。もし、テストステロンがなければ、結婚できないでしょう。そのリスクに挑戦しようとできないからです。

なので、決してテストステロンが悪いというわけではなく、何事もバランスが大事ということです。

 

オキシトシン分泌を増やすには

では、どうやってオキシトシンの分泌を増やせばいいのでしょうか。

オキシトシンは、1日8回ハグをすれば今よりもっと幸せを感じるそうです。オキシトシンは、ハグした二人共に分泌されて行くのでハグが優しさの好循環を生み出します。

 

また、複数人でダンスをすることもオキシトシンを分泌させるそうです。

現代的ですが、好きな人とSNSでチャットをするだけでもオキシトシンは分泌されます。もちろん、優しい心配りや親切はした人にもされた人にもオキシトシンを分泌し、他人に思いやりのある行動を促します。

昔からの「自分がやってほしいことを他人にしなさい」という教えは正しいということです。

 

 

共感と信頼に基づく経済

僕は、より人間らしい「他者への共感」「他者との信頼関係」によって育まれる経済を目指したいと思っています。

なぜなら、その方が「幸せ」に生きられると思うからです。

何を持って幸せと言うのかは人それぞれですが、僕にとっての幸せは、"共感"と"信頼"が満たされた状態だと思います。 

共通の話題で盛り上がれる人とは、めちゃくちゃ盛り上がって話合えますし、そう言う人とは時間など関係なく信頼関係が育まれます。

信頼関係は、人と人が強い絆で結ばれ互いを思いやれる関係性だと思います。

そして、インタネットによってこの共感と信頼関係は拡大しています。

この共感と信頼は、人それぞれ太さが異なり、一概には判断できません。

 

そこで異論を唱えたいのが、「評価経済」へ向かおうとする流れです。

 僕は、評価経済を解にするのはちょっと違うのではないかと考えています。共感経済の中にも評判資本というものがありますが、一つのパラメーターに過ぎません。(共感経済も究極解ではないですが。)

評判経済では、他者からのレビューが全てです。AirbnbUber食べログどれをとってもレビューですが、レビューでその人の全ては分かるわけがありません。

以前、「Airbnbで宿泊するときに着眼点はどこか?」というアンケートを取ったら、

①レビュー

②家や部屋の写真

③プロフィール

という結果になりました。

やはり、レビューを気にする時代ということを感じました。

もし、レビューを気にし過ぎれば、他人からの目が気になり自分を失いかねません。突き抜ける人は、世間では叩かれ、レビューで悪いことを書かれる恐れがあるので、下手なことはしなくなります。そのため、平均的で当たり障りのない人の集合体が形成されなんの面白みもない世の中になるのではないかと懸念しています。

 

共感経済は、社会関係資本(知識資本、関係資本、信頼資本、評判資本、文化資本、自然資本、信用資本など)で形成されています。

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 共感経済では、個人それぞれの価値観や世界観で関係性が生まれ、信頼を高め合い、互いの評判で共通価値観の人たちがつながり合うことでコミュニティが生まれ、それが文化となって生きます。

その段階で、このコミュニティがアイデンティティ化し、自分の一部となります。

そのコミュニティーが無くなることは、家族の死を意味するぐらい悲しくなるのです。

 

このような共感経済では、より多様な指標で互いを認め合い、価値を創出し交換し合う経済が生まれるのではないかと思います。

何より、愛と共感と信頼によって人間が人間らしく人生を歩んでいけるのではないか。

 

 

全ては無である

上記で、共感経済も究極解ではないと書きましたが、その理由は、我々人間が認知できるパラメーターが少な過ぎるからです。

この地球、宇宙含め放出されているエネルギーは膨大であり、全て何かで埋め尽くされています。しかし我々はそれを感じられない。

その少ないパラメーターでしか価値判断できないので、共感経済も究極解ではなく、単なる仮説に過ぎないわけです。

 

この世に究極解は存在しません。

 

ここ数百年の資本主義の流れは、西洋的な価値観が深く影響を及ぼされてきました。具体的にいうと、存在するものに価値を認め、解は一つしか存在しないということです。

東洋思想とは真逆の発想です。東洋は、全ては"空"から生まれており、"無"が価値なのです。そして、解は複数存在し、その全てが正しいのです。

 

近代科学から量子力学へと動いており、量子という"空"の概念が西洋にも浸透してきました。

そして、多様な価値観や宗教観、哲学が存在していますが、20世紀まではそれを認めず殺し合いによって解決しようとしましたができませんでした。その名残が21世紀初期の今、テロリズムという怪物を生み出しました。

 

多様な価値観を認め合い、尊敬し合うためには、西洋と東洋の思想が溶け合い絡み合うことが重要なのではないかと思っています。

 

話が逸れましたが、「何が正しく、何が間違いなのか」というアプローチではなく、全て正しいわけで、これからの社会は、価値観に基づき互いに共感し合うコミュニティが複数でき、そのコミュニティに複数所属することができる時代ということです。

 

しかし、これは単なる仮説解に過ぎません。全ては暇つぶしのようなものだと思います。

 

 

 

 

 

エストニアのe国民になれるe-residencyとは

e-residencyとは

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e-residencyとは、外国人がエストニアの電子国民になれる制度です。このe-residencyを使うことで、日本にいながらエストニアに30分で会社を作れたり、銀行口座を開設できたりします。

また、エストニアの納税システムは全て電子化されているので、このe-residencyをPCに繋げて、確定申告ができます。公的文書の電子署名もe-residencyで可能なので、日本のように印鑑も必要なければ、原本の郵送も必要ありません。

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わざわざエストニアに行ったり、税務署のようなところに行く必要はありません。

正確な情報は忘れましたが、世界で20,000人が登録しており、日本では300人ほどが取得しています。

エストニア政府は、2025年までに仮想国民を2,000万人にする目標を掲げており、仮想国家になろうとしています。

 

日本のマイナンバー制度は、エストニアを参考にしてやっていますが、エストニア政府曰く、日本のマイナンバーは完全な失敗ということです。なぜなら、国民視点(利用者視点)ではなく、行政視点で作られていて、透明性もなく、不信感を余計に与えてしまったからです。

国家が国民をより支配しやすいように国民に番号を振り分けている印象を与えたことがエストニアとは全く異なる点です。

エストニアのe-residencyの個人番号は、公開情報です。名前と同じで、名刺にも表示してあるレベルです。

 

また、エストニアはロシアの脅威があるため、独自の情報網を確立しています。その情報網を駆使して、e-residency申請された人の履歴をチェックし、発行するのでe-residencyを持っていることがその人の信用性にもなりえます。

 

e-residencyの取得方法

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e-residencyを申請するには、以下のサイトからアプライできます。

http://e-resident.gov.ee/

英語での申請になりますが、Google翻訳も使えますし、誰でも申請が可能です。

登録費用は、100ユーロ(13,000円)かかります。有効期限は、3年です。

申請から受取まで詳しくはこちらの説明を見るとわかりやすいです。

www.jeeadis.jp

 

e-residencyの受け取りは、外苑前にあるエストニア大使館に事前に予約して行きます。

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時間が早かったこともあり、大使自ら出迎えてくれました。

英語が苦手な僕ですが、大使は気さくに日本語も混ぜながら話してくれたので、ホッとしました。

パスポートを持って行くのが必須なので、パスポートを忘れないようにしてください。

両手の人差し指の指紋を登録して終了です。着いてから10分ぐらいで終了しました。

最後に、記念撮影をさせてもらいました。

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e-residency受け取り後

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僕が一番迷ったのは、受け取り後の手続きです。

大使から、e-residencyのアプリケーションをインストールしてくださいと言われ、e-residencyカードをアクティベートしないと使えませんと言われました。

 

e-residencyカードの箱にURLが記載されていて、そのURLから直接インストールできないので、色々調べましたが、わかりませんでした。

サイトを色々触っていたら見つけたので、それについてここでは書きます。

アプリケーションのインストールできるサイトはこちらです。

https://installer.id.ee/?lang=eng

ここからアクセスして、インストールを行ってください。また、MacApp Storeにもアプリがあるのでダウンロードしてください。

 USBでカードをPCに接続し、カード情報が閲覧できるか確認してください

これで、e-residencyを用いて起業も、納税も、口座開設もできるというわけです。

日本では、今なおシリコンバレーが根強い人気があります。しかし、シリコンバレーは家賃も高く住みにくい場所になりました。

トランプ政権になり、シリコンバレーで働くためのビザ取得自体難しい時代です。エストニアは、国をあげて電子国家になり、アメリカよりも先を見据えた国です。

スタートアップの熱も高まり、様々な最先端スタートアップを生まれています。

特に、EU加盟国(今年はEUの議長国)でありヨーロッパにビジネス展開がしやすい特徴があります。

とても治安もよく、テロの心配もありません。

 

e-residencyは、エストニアに移住できる訳ではありませんが、エストニアでビジネスをすることが可能になり、エストニアスタートアップへの扉です。

 

e-residencyコミュニティに入りましょう!!

The Journey~自分の生き方をつくる原体験の旅~

The Journey

The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅

The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅

 

 The Journeyを読み終えました。

旅には十人十色あり、旅をすることで今まで見えなかったものが見えるようになったり、自分の今を振り返ることができることを改めて感じられる本でした。

今回は、本の感想ではなく、僕自身のThe Journeyを書きます。

 

 

原体験の旅00

千葉恵介 20歳

 

今この瞬間を生きる旅

 

起業家

「今この瞬間を生きる」というのは言葉にすれば簡単だけど、実際やってみると難しい。1分とか1時間とかなら時計を見れば体感値が湧くけど、1秒1秒って当たり前のように流れている時間だから感じ取りにくい。

だけど、旅先でのかけがえのない時間は、1秒1秒噛み締めながら味わうことができる。旅は、僕の五感を刺激し第六感を引き出してくれる。

 

aLIFE

15歳 初めての一人旅でシンガポール

18歳 高校3年でiPhoneアプリ企業を立ち上げる

19歳 ヨーロッパ22カ国着物完全制覇の旅でYouTuberデビュー

20歳 「旅するように生きる」人向けのコミュニティサービス事業を始める

 

旅の原体験は愛・地球博だったかも

The Journeyを読みながら、僕にとっての旅の原体験はなんなのか?を考えてみた。小学校の頃から家の裏山を登ったり、家から15キロ先のおばあちゃんの家に兄貴と二人で歩いたり。小さい頃から、家族旅行で沖縄や北海道に連れていってもらったり。旅とは触れ合ってきたことに間違いはない。

だけど、原体験と言えるほどの記憶ではない気がした。。。

そんな時、2005年の愛・地球博を思い出した。僕は、その時9歳。小学4年生だった。この頃から、視野が日本から世界に広がっていた気がした。

岐阜市に生まれ、愛知県長久手市にある万博会場に行くのに近くはないのにも関わらず、父親を説得し、何度も通った。7回もである。

なんでそこまで、僕は愛知万博に魅了されていたのか?今でも不思議だ。

だけど、確かなことはまさに愛知万博は僕にとっての旅であったのだ。パビリオン毎に装飾も香りも人種も違う。

日本という慣れ親しんだ場所にいるのに、異国にいるような雰囲気が漂っていた万博会場は、小学生だった僕にとっては海外そのものだった。

今でも鮮明に覚えているのは、ヨルダン館の死海の展示だ。なぜ、体が浮いているのかというのがあまりにも衝撃的だったのだと思う。

この愛知万博は、小学生だった僕の好奇心をくすぐり、世界は面白いんだということを伝えてくれていたのだと思う。

 

10代最後に武勇伝を作る

ヨーロッパ22カ国を着物で回るというのは、「水曜どうでしょう」のヨーロッパ21カ国完全制覇の企画を超えてやると思いやったものだ。

元々は、ビフォアーサンライズという映画を見ていた時にふとヨーロッパって電車で移動できるじゃんって気がついたのがきっかけ。

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 友達に「旅行かね?」とLINEしたら即決定して始まったものだった。初めは、YouTuberになることも考えてすらいなかったけど、人からやって見なよ。と言われ、おもしろそうと思って取り入れたり、着物も冗談を鵜呑みにして旅にでた。

一生で最後の10代なんだから馬鹿げたことして、武勇伝として語れるようになりたいと単純に思っていたから、着物もYouTubeも即決で実行した。

 

素敵な出会いと経験をしたヨーロッパ着物旅

初日からヨーロッパって多様性のあるところだなと思わされた。ロンドンが出発点だったこともあり、空港から着物をきて街に繰り出した。誰からも声をかけられない。想像では、ちやほやされ人気者になるつもりだったのに、失笑している人、見て見ぬ振りをする人、無表情の人などあんまり歓迎されているかんじではなかった。

本当にヨーロッパって多様性があるから、民族衣装の一部として着物も見られるから当たり前なんだ。と初日から痛感した。

 

旅の中盤にパリに行った。お金もなかった僕らは、パリの大衆食堂でご飯を食べていると、隣にいたカップルから「着物かっこいいね」と声をかけてもらった。

それから、「なんで旅しているのか?」「どこに行ったのか?」「日本で何しているのか?」など色々話した。

その会話の中で衝撃的だったのが、「君たち汚染されてないの?」「福島大丈夫?」という話だった。日本では、原発の話がメディアで騒がれなくなっていたのに、フランスでは「福島やばいよ」「君たち被曝してるんじゃないの?」ということを言われ認識の違いに愕然とした。今尚、原発問題は解決していないのに、日本人は安心しきっている事実。この平和ボケを自分もしていたことに気付かされた。

このフランス人カップルは素敵な方で、夜のパリの街を色々案内してくれ、夜中12時まで一緒に楽しく過ごしました。翌日のピクニックにも誘ってくれ、友人の輪に僕たちを招いてくれ、出会いの多いパリ旅にしてくれた。

 

旅の終盤、スロバキアの首都ブラチスラバでレストランを探すために旧市街をうろうろしていたら、後ろで手を振っている日本人カップルを発見した。声をかけると、「ここのワイン美味しいから一緒に飲みましょ!」と言ってくれた。

60代のカップルで、色々お話を聞いていると、事実婚のような感じらしい。女性の方は、日本人女性初のバックパッカー世代でアジアを中心に回っていたらしい。男性の方は、学生運動が大学で起きて、マルクス主義で日本で騒いでいる時に、マルクス主義をこの目で見たいとシベリア鉄道に乗って東ドイツを訪れるというあの時代では考えられないような旅をしていた人だったのだ。

この方々から色々話を聞いていると、その男性は我々が何気なく当たり前のように使っているバーコードリーダーを世界で初めて製品化した会社の社長だったのだ。ユダヤ人から訴訟を受け、裁判所で戦ったこと。日本政府とも裁判で戦ったことがあるなど普段では絶対に出会えない人と出会い、6時間ぐらいたっぷりお話をさせてもらった。

 この二人もアメリカを拠点としながら、世界中を旅しながら生きていて、年間で1週間程度しか日本に帰ってこないそうだ。

日本で会おうと思ったら、なかなか会えない人に旅先でふらっと会えてしまう。

自分が「旅するように生きる」ライフスタイルを実現させたいと考えていたら、実践者に声をかけられた。後から考えれば、偶然ではなく必然であり、自分の思考がそうさせたのだと思えて来た。

 

「旅するように生きる」ライフスタイルをもっと実現可能にしたい

旅は、僕の好奇心をくすぐり、今まで出てこなかった発想を生み出し、力を与えてくれている。そんな旅を一生し続けながら生きて生きた。まさに、旅するように生きる生き方である。

でも、世界中に自分の家を持つことはできない。2拠点持つだけでも辛い。学生である僕には、1拠点の家賃すら払えないという不甲斐なさを感じていた。その家賃の問題とヨーロッパを1ヶ月間転々としていた経験が合わさり、「旅するように生きる」人たち向けの多拠点生活シェアハウスを月額定額でやればいいじゃんというアイデアが浮かんだ。

このアイデアを不動産のHOME'Sを運営するNEXT(現LIFULL)のビジネスコンテストに応募して、5ヶ月間アイデアをブラッシュアップした結果、悔しくも最優秀賞は取ることはできなかったが、入賞することができた。

この入賞をきっかけに、自信がつきよりアイデアをブラッシュアップして、今は新たなステージで事業に磨きをかけている。(今年の末にはリリースしたいと意気込んでいる笑)

全ての出発点には旅があって、旅がきっかけで新たなアイデアが生まれ、それを実現させながら旅をする。

人生の全てのところに「旅」があるような気がする。

全ての国や地域で見る景色、匂い、湿度、空気感、音の全てが違い、言葉では説明できないような感覚が研ぎ澄まされる経験を今までして来た。

人間が定住したことで失った野生的な感覚を取り戻せるのが「旅」なのだと思う。そして、世の中が加速度的に変化している時代だからこそ、野生的な感覚が重要な時代なのだと思う。

その野生的な感覚こそ「今この瞬間を生きる」ということではないか。

明日死ぬかもしれない。今という時間は、二度とやってこないという感覚を持つことで、人間らしく生きられるのではないか。

これは悲観的なのではない。むしろ楽観的だと思う。喜怒哀楽全て揃って人間。この感性を大事にして、悲しいことも楽しいことも怒りも全て受け入れ、体感できる人間って素晴らしいし楽しい。

「生きてる!」って感覚を大切にしてこれからも生きて生きたい。

 

 

 

The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅

The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅

 

 

THE PLATFORM

The Platform

ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?

ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?

 

The Platformという本を読み終えました。

今考えている事業がプラットフォーム型なので、その勉強のつもりで読んでいたんですけど、あまり参考にならなかったというのが正直なところでした.....

どちらかというとプラットフォームを知らない人に対して、プラットフォームとはなんぞやという話が多く、どうやって運営していくのかということがあまり語られていない印象です。

それと、内容が薄いというか、哲学が薄まっている感じがして、物足りなさを感じたというのが率直な感想です。

 

 

プラットフォームとは何か

本書で書かれているプラットフォームの定義から紹介します。

本書で位置づけるプラットフォームとは、個人や企業などのプレイヤーが参加することではじめて価値を持ち、また参加者が増えれば増えるほど価値が増幅する、主にIT企業が運営するインターネットサービスを指します。少し専門的に言い換えれば、ある財やサービスの利用者が増加すると、その利便性や効用が増加する「ネットワーク外部性」が働くインターネットサービスです。

プラットフォームに欠かせない視点として紹介されていたのが、「共有価値観」でした。

この共有価値観は、「内部向け」と「外部向け」という2種類があるそうです。

内部というのは、社内。外部というのは、主に顧客に対してという意味でしょう。

 

ペイフォワードという考え方

本書にもペイフォワードの重要性が語られていました。

インターネットによって教育現場の役割が変わってきたという話があり、今まで先生が生徒に教えていたという関係性から、生徒が生徒を教えるという教育の仕方に変化しつつあります。

生徒Aが生徒Bを教える時、生徒Aは生徒Bを教える義務はないので、必然的に生徒Bは生徒Aに感謝を伝えます。

生徒Bは教えてもらい上達したので、生徒Cに教えます。というように、生徒同士の教え合いの輪が広がります。

これがペイフォワードになって、恩送りをしあう現象がおきます。

 

「目に見えない資本主義」の記事でも書きましたが、ペイフォワード的な目に見えない感謝で起きる経済(感謝経済)が当たり前になっていく時代であることを様々な本や経験から感じています。

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一見違いそうな分野の本を読んでも、結局ペイフォワードというところに落ち着いているのは、時代がそうさせているとしか言えないでしょう。

 

人と人をつなぎ、信頼のバトンを渡し互いの信頼や感謝を貯蓄する時代がやってきたのです。

 

ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?

ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?

 

 

 

 

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義 

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義

 

 今回は、目に見えない資本主義を読みました。

この本も面白かったです。

最近は、資本主義2.0を構想していまして、それは貨幣経済ではない共感経済を作り出すというものです。そして、その共感はバーチャルではなくリアルで起こることだと確信しています。

もちろんバーチャルでもできなくはないですが、リアルでの共感に勝るものはないです。

だからこそ、僕は「旅するように生きる」というライフスタイルを探求していますし、非定住型のライフスタイルに満足しています。

人生は短い。だったら、価値観の近い人たちに国を超えリアルに会って語り合い、友達になりたい。と思うからです。

 

 

パラダイムシフト

パラダイムシフトとはなんだ?という人もいると思います。

パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。 パラダイムチェンジともいう。

パラダイムシフト - Wikipedia

 Wikipediaでは上記のように説明されていました。

簡単にいうと、今まで常識として考えられていた価値観が180度変わることを意味しています。

本書では、5つのパラダイムシフトが挙げられそれぞれについて論じられています。

1)「操作主義経済」から「複雑系経済」へ

2)「知識経済」から「共感経済」へ

3)「貨幣経済」から「自発経済」へ

4)「享受型経済」から「参加型経済」へ

5)「無限成長経済」から「地球環境経済」へ

これら全ての項目が面白いですが、全てをここで紹介するのは無理なので、興味がある方は、読んでみてください。

 

螺旋的発展の法則

本書で、「螺旋的発展の法則」というのが紹介されていました。これがとても興味深かったので紹介します。

皆さんもご存知の螺旋階段。この螺旋階段を登るように世界は発展するという法則のことです。

具体的に説明しますと、螺旋階段を登る人を横から見ると、上に登っていき進歩し発展していくように見えます。

しかし、上から見ると、螺旋階段を一周回って元の位置に戻ってくる復活や復古が起きているように見えます。しかし、元の位置に戻っているわけではなく、一段上の位置に登っています。

言葉を変えれば、「未来進化」と「原点回帰」が同時に起こるという法則。それが、「螺旋的発展の法則」である。

 確かに、インターネットもそうだよなと思えたので、とても印象的な法則でした。

 

共感経済とは

共感経済とは、「知識資本」「関係資本」「信頼資本」「評判資本」「文化資本」によって成り立つ経済のことです。これらの資本に共通するのが『共感』であることから共感経済と言われています。

僕を共感経済へと導いてくれた河崎さんがわかりやすく説明しているので、こちらもご覧ください。

 今まで、「貨幣」という客観的な尺度で測れるものは価値があり、貨幣で測れないものは無価値として扱われていました。

しかし、9割以上は「貨幣」では測れない見えない資本で形成されています。

そんな『見えない資本』に焦点を向けようとしているのが共感経済です。

しかし、今日のインターネットの発達によって、「見えない資本」が見える化してきたのも事実です。例えば、レビューなども評判の見える化だったりします。

 

見えない資本が定量化できなかった理由は、「所有できない」「自然に増える」「形態が変わる」という3つの理由からでした。

そのため、財務諸表に書き込むことができず、経済学でも扱うことができないので無視されてきました。

 

無意識な思考を改める必要がありそうです。その無意識な思考とは、「どのように『客観的な尺度』で評価するのか?」というものです。

この考えを紐解くと、「客観的に評価できないものは役に立たない」という発想が根底にあります。

社会に置いて存在する価値を、例えば「貨幣」という単一の「客観的尺度」で測ることが、一体何をもたらしたか。その行為によって、我々は、社会に存在する 「多様な価値」を多様な視点で見つめる力を失ってきたのではないか。その「尺度の単純化」こそが、社会における「価値観の単純化」と「文化の単純化」をもたらしたのではないか。もとより、「多様な価値」とは、単一の尺度では測れないからこそ、「多様な価値」と呼ぶのではないか。

 ということが書かれていました。

僕は、これを読んだ時に背筋がゾワゾワしました。

貨幣経済で生きていると、貨幣というのが神格化されています。そして、企業などでは収益化という尺度で物事が決定されています。例えば、市場規模を調べるにしても、客観的な尺度かどうかが見られますし。

社会的ビジョンを持っている人でも、最後は「単一的な客観的尺度」を要求します。

それが、社会の常であるかのように。

 

今は、パラダイムシフトの間の時代。「客観的な尺度」がどれだけ愚かな考え方なのかを一度立ち止まって考える時なのだと思わされました。

そして、パラダイムシフトの時代というからには、今ままでの企業経営の常識、投資家の常識というものを捨てなければいけません。その常識の天地がひっくり返る時代なのですから。

数値化することで膨大に失われることにも目を向けなければいけません。

そもそも、定量化することが間違っているのかもしれません。

 

共感経済は、パラダイムシフトの時代を形造る礎になると確信しています。

 

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義

 

 

 

 

 

隷属なき道

隷属なき道

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

 

 今回読んだ本は、"隷属なき道"という本です。

最近僕もFacebookベーシックインカムについて何度か投稿して来ましたが、この本でもベーシックインカムの重要性が論じられています。

ベーシックインカムは、「人を怠惰にするだけ」とか「現実的じゃない」とか色々批判されている一方、シリコンバレーの起業家などでは導入すべきという論調もあります。

この奴隷なき道を読むと、ベーシックインカムがなぜ必要なのか?どうして実現できると言えるのかが書いてあるので、ベーシックインカムに興味のある人は読んでみることをオススメします。

 

フリーマネーは人を怠惰にするのか?

貧乏な人はお金の使い方が悪いという考え方は、世間の常識として浸透しています。貧乏な人たちを支援する活動や制度は色々あります。

例えば、生活保護だったり食べ物の配給だったり。

そして、生活保護が不正受給されないように事務手続きがたくさんありコストがかかります。

2009年にロンドンで13人のホームレス男性に3000ポンドをあげるという実験が行われたそうです。

使い道は各自自由とされ、唯一の問いは「自分には何が必要だと思うか?」というものだけでした。

それぞれのホームレスは、電話や辞書、補聴器などを買いホームレス支援のプロよりも自分に何が必要なのかをよく知っていました。

1年後の調査で、3000ポンドのうち平均で800ポンドしか使っていないことがわかった。

20年間ヘロイン中毒だった人は、身なりを整え、ガーデニング教室に通い始めました。

実験開始から1年半後には、13人の路上生活者のうち7人が屋根のある生活をするようになりました。そのほかに2人がアパートを借りました。13人全員が支払い能力や個人的成長へと繋がる重要な足がかりを得ていた。と本書にはあります。

 

この実験でわかったのは、単にフリーマネーが貧困者を自活させるというものだけではありません。

フリーマネーによって、かなりのコストを削減できるということも証明したのです。

 

ベーシックインカムの議論の中で、「財源がない」ということはよく論じられます。その議論の前提には、今までと同じだけのコストに上乗せしてベーシックインカムのことを考えるからです。

ベーシックインカムの導入は、ホームレスへの警備費、訴訟費用、社会福祉費なども節約できます。そして、生活保護も年金も必要なくなるわけです。

そして、税金の使われ道も透明化できます。消費税が20%になっても10%は毎月戻ってくるなら、安心して20%払うでしょう。

 

GDPが見逃している労働

最近も話題の安倍首相。彼は、よくGDPGDPと連呼しますね。

資本主義社会では、GDPが絶対的な指標として掲げられ、マイナス成長は国の破滅と言わんばかりに不安を扇ぎます。

コミュニティサービス、綺麗な空気、おかわり自由などは、GDPを増やさないと筆者は述べています。

また、ガッキーこと新垣結衣さんと星野源さんで有名になった「逃げはじ」でもありましたが、主婦の家事も無報酬のためGDPには反映されません。ボランティア活動もしかりです。

また、ウィキペディアやインターネットによって百科事典を買うこともなくなりました。SNSを使うのも無料ですし、このHatena Blogも無料です。

こうして、インターネット時代になったことで世の中には無料のサービスや労働が増えGDPでは測れない部分が大半を占めてきたのではないでしょうか。

 

ベーシックインカムの必要性

過度な資本主義とコマーシャリズムの今日、何が本質的な価値なのかがわからない人が増えてきました。

高収入を得ている人は、富を移転するだけで、有形の価値を創出していません。逆に有形な価値を創出している警察官や看護師は安月給に耐える時代です。

そうして、貧富の格差が広がることで紛争が起きたり、テロが起きたり様々な問題が続出しています。

そして、テクノロジーの発展によって人類は労働しなくていい時代が到来しようとしています。

その時代にどうやって対応するのか?今までのように「労働しない人は生きていけない」のであれば、ほとんどの人は飢えに苦しむでしょう。

 

また、問いを投げかけるとしたら、「あなたは、国が経済成長したら幸せですか?」「どこまで富を築けば幸せになれますか?満足できますか?」

人間は、無限の欲望を抱えていますが、有限の時間も同時に持っています。

何に時間を使って生きますか?

そう問われている時代が今日なのではないでしょうか。

 

お金がないと生きられない。ならば、最低限のお金をみんなで保証しましょう。というのがベーシックインカムです。

思いやりの時代にふさわしい制度だと僕は考えています。

 

まとめ

本書では、全10章でベーシックインカムについて語っています。

話の展開途中で、まとめに入るのも納得感がないかもしれませんが、続きは本書を手にとって読んでください。

人間は、思いやりを持ち自他の「幸せ」を追求する動物です。

それが実現する豊かな時代が今日です。

ベーシックインカムは、その土台を作るものです。

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

 

 

 

山形なう

山形に来て1週間

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山形県に来ています。

人生初の東北になります。(多分....)

今回なんで来ているかと言いますと、免許合宿が理由です。これからの時代は、自動運転車の時代だから免許なんていらないと今まで取ろうとも思っていませんでしたが、急遽マニュアル車を運転しないといけなくなったので、免許取りに来ています(笑)

 

今日、仮免試験があって見事合格しました!

 

今回は、山形で生活してみて感じたことを書いていこうと思います。

 

東京よりもいい意味で情報量が少ない

当たり前のことですが、東京のような大都会と違って、山形は田舎なので入ってくる情報量が少ないです。

僕は、それをいい意味で捉えています。

東京のような都会だと日常に飲み込まれ、不必要な情報までインプットしてしまいます。しかし、田舎は情報があまり入ってこないため、自分の思考を深められる時間が増えます。

渋谷を想像すればわかりますが、あちらこちらに広告やCMが流れ、センター街には音楽が、道路にはチラシやティッシュを配る人たち、様々なファッションの人たちが往き交い、1秒間に得られる情報がハンパないことがわかります。

 

情報を取捨選択できる

人工的な情報(記事など)がいたるところで目に入る東京に比べ、情報が少ない田舎では、自分で情報を選択できます。

インターネットによって、都会にいる人と同じスピードで情報を得ることが可能になりました。その情報を取捨選択しながら、思考することができるためインスピレーションが湧きやすいです。

また、東京は情報が多いだけでなく人々が忙しく動いているため、自分のゆっくりとした時間が取りにくいです。情報はインプットも大事ですが、それ以上にアウトプットが大切です。与えられた情報を鵜呑みにせず、自己解釈を交えながら思考することもアウトプットに繋がります。

最近は、記事を読んでアイデアが浮かんだらメモを取り、意見が浮かんだらFacebookでポストするようにしています。

メモを取ったりFacebookにポストする頭のゆとりがあるのは、都会よりも田舎の方だと実感しています。

 

田舎の方が情報量が多い

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最初の項目から矛盾を感じるかもしれませんが、ここでいう"情報"は自然から受ける情報のことを指します。

滞在先から徒歩10分ぐらいのところに白つつじ公園という公園があります。そこまで広い公園ではないのですが、庭園のような作りになっていて気持ちがいいです。

この公園にいるだけでも、鳥のさえずり、蝉の声、風の音、木のさざめき、水の音、草の香り、芝生の感触、湿度など。大量の情報に触れることができます。

しかも、人間にとって自然の情報量は癒しに繋がります。渋谷のガヤガヤした情報では癒しよりも苛立ちを覚えてしまうでしょう。

時間の流れがゆっくり流れる田舎では、自然から得られる情報量が都会よりも多く、落ち着けます。

 

まとめ

都会よりも穏やかな田舎にずっと暮らしたいとは全く思いませんし、ずっと都会に住みたいとも思いません。

やはり僕は、日本中世界中の都会と田舎をぐるぐると回りながら生活したいなと思っています。

都会も田舎もいいところがあるなら、そのいいとこ取りができるのが、Roamers Lifeという生き方です。

「旅するように生きる」というライフスタイルを今は追求したいなと思う今回の合宿免許です。(車が運転できるので、より行動範囲が広がりそうですw)

 

今回書きませんでしたが、都会のように夜遊びする場所がないので、早寝早起きの習慣も付いています。

健康的な習慣も身につくのはとってもラッキーですが、運動不足になりがちです。東京の1kmと山形の1kmは、距離は同じでも体感が全く違います。やはり山ばかりの山形だと歩いていても距離が長く感じますw

スーパーまで走って買い出しをしに行くことで、運動不足を少し改善しています!