エストニアに学べ!遅れている日本の宅配サービス
こんにちは。
連日、ヤマト運輸が荷物増加と人手不足の深刻化によって、配達料金を値上げするというニュースが取り上げられていますね。
僕はこのニュースを見た時に、エストニアに行った時の体験がフラッシュバックしました。
IT立国エストニアでのちょっとした体験をシェアします!
エストニアについて
エストニアは、バルト三国の最北に位置する国です。首都は、タリンという街で、13世紀の街並みが残るとても美しい街です。
フィンランドのヘルシンキからフェリーで2時間で行ける場所にあります。
人口は135万人の小さな国です。
なぜ、こんな小国がITで有名なのかということを話し始めると、とても長いので、端的に説明すると、
ソ連から独立した時にエストニア政府は、国家にとって何が最も重要なモノはなんなのかを考えた時に、「情報」であると考え出したそうです。そのため、国民や国の情報を安全な場所に分散させることで国土がなくても国として存続できるようにしたのが始まりです。そして、20年前からITを着実に導入し、現在ではスタートアップのように国家を発展させているのです。
エストニアを支える物流サービス
今回紹介する、エストニアの物流サービスとは、"CLEVERON"です。
この機械の名前は、PackRobotです。
サービスの特徴は、 荷物の配送と回収を自動化することで、企業の配達コストを下げるだけでなく、顧客にとっても好きな時に自分の荷物を受け取れる or 送れるというメリットがあります。
街のいたるところに写真のような機械があり、それを使って荷物の配送と受け取りができるという画期的なサービスです。
日本でも普及しているAmazonのようなネット通販だけでなく、メルカリのようなCtoCビジネスが今後増える中で、日本のように人が家に荷物を届けるというビジネスモデルは時代遅れと言われるようになると思います。
CLEVERONは、エストニアで生まれましたが、アメリカ・ブラジル・ドイツ・フィンランド・ノルウェー・スペイン・ハンガリー・ブルガリアの9カ国で導入されています。
CleverBoxの使い方
エストニアで起業している方にタリンを案内してもらっていましたが、その時に、バス乗り場にあったCleverBoxの使い方を教えてもらったので、こちらの動画をご覧ください!
見てもらえれば分かりますが、とてもシンプルで分かりやすく操作ができるので、日本にも導入されればいいのにと思ってます。
最後に
エストニアといえば、ビデオ通話のSkypeや海外送金のTransferWiseが有名ですが、CLEVERONという面白い企業もあります。
このほかにも、面白い企業がもっともっと集まっているのがエストニアという国です!
この記事を読んで少しでもエストニアのスタートアップに興味が湧いたという方は、この本をお勧めします!
未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 (NextPublishing)
- 作者: ラウルアリキヴィ,前田陽二
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