中央集権崩壊!?ブロックチェーンで実現される分散型共同体
前置きとして、私はブロックチェーン素人です。
そして、技術的なことは一切わかりません。
これから書いてあることは、妄想(フィクション?)です。
という前提を踏まえて、読んでください。お願いします。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、簡単に言えば銀行などの中央管理機関なしに、取引記録の改ざんや消去ができないセキュアな状態で記録し続けることができる技術のことである。“仲介役”を取り除くことができる技術として期待されているのだ。
国家システムの前提
現代の国家の仕組みでは、中央集権と地方分権の融合によって国家が成り立っているそうです。北朝鮮のような独裁国家は、中央集権のみで運営されている国家です。
当たり前のように我々は、このシステムを受け入れていますが、日本が中央集権国家になったのは、146年前の話です。たった1世紀前に中央集権というシステムを明治政府が採用し、「富国強兵」「殖産興業」をスローガンに西洋列強に追いつけ追い越せとせっせと国を強くしたのが日本における中央集権の始まりです。
第二次世界大戦終戦後、GHQが民主化や地方自治の強化に力を注いだけれど、日本が独立した途端、再び官僚主義の中央集権体制へと舵を切ってしまいました。
ここまで見てきましたが、日本における中央集権国家になった理由は、西洋列強に負けない富国強兵国家になるためです。
今は2017年、私たちは、アメリカやイギリス、ドイツに勝つ必要があるのでしょうか?大量生産大量消費をして、どんどんお金を稼いで、GDP世界1位を目指せば幸せになれる時代なのでしょうか?
中央集権のメリットは、上層部の人たちが全ての情報を管理しているため比較的決断が早くでき、迅速に対処できる点にあります。
また、情報の所在が一つになることで、国家の証明があれば情報の信頼性が担保されます。ということで、国民が、国の力を認めるため、国家が国家として成り立っていられるわけです。
今の時代に中央集権で中央管理されることが果たして本当にいいことなのか?私は疑問を持っています。
例えば、東日本大震災の時もそうでしたが、放射能の観測ができていたのにその情報を隠蔽し、後日開示することもありました。国民は、国家が国民の命を守ってくれると思っていたのに、パニックになるからという理由で公表されず、逃げられたはずの人が逃げられなかったということもありました。
政府関係者が、データの改ざんを行う可能性もゼロではありません。過去には、公的年金流用問題もありました。
このように、中央集権の弊害がいたるところで目にするようになりました。
また、中央管理というのも如何なものかと思っています。昔は、インターネットもなく、移動手段も限られていたため、中央で一括管理するのが安全で効率的とされていたかもしれません。
しかし、現代社会では、交通手段の発達、インターネットの発達、そしてブロックチェーンによる分散型台帳までもが出てきました。
むしろ、霞ヶ関に全ての機関と情報が集中している方がリスクが高いのではないでしょうか。そして、日本は北海道から沖縄のどこにいても地震という災害がやってきます。そんな日本だけに情報を置いておくことほど危なくはないでしょうか。
今、そして未来を見据えると、中央集権・中央管理というのは時代遅れであるように思えます。
参考:(歴史・事例にみる中央集権と地方分権の歩み - 道州制 - フォーラム福岡)
常識を疑ってみる
住民生活に目を向けて見ましょう。
携帯電話の契約、家の賃貸契約、銀行の口座開設......などなど、やけに住民票の写しの提示を求められますよね。
なぜだろう??
身分証明として提示してくださいと言われますが、「住民票=氏名、現住所、生年月日が書かれた紙」になんでいつまでもこだわっているのか?
よくわかりません笑
まあ、中央管理してくれている国家が証明している書類だから「正しい」と解釈しているみたいですが、国家自体が怪しいと疑う人がいないことを不思議に思います。(内部で改ざんが行われる可能性もあるのに)
また、家の賃貸契約に関してですが、万が一のトラブルを極力避けるために身元確認のために住民票の提示をお願いしているそうですが、氏名、現住所、生年月日が書かれた紙を見て、「Aさんは、善人だ。この人はトラブルを起こさない人」だと認識できること自体が不可能ですし、もしできたとしたら超能力を持っているとしか言えません。
普段当たり前だと思っていることは、200年前には非常識のことなのです。同様に、今常識とされることは、20年後の非常識と言えるでしょう。
それを踏まえての未来の話
住民票について書きましたが、ブロックチェーンを用いた分散型台帳であれば、住民票の代わりにFacebookアカウントの提示で事足りると考えているからです。
前提としてですが、
1)中央集権では、政府が正しいと言えば、その情報は正しい。
2)ブロックチェーンでは、コミュニティメンバーが正しいと言えば、その情報は正しい。
という前提のもと考えていきます。
結論として、ブロックチェーンを用いて分散型共同体を作った方が、安心して暮らせるんじゃないか?ということです。
実際に実現できるかも
身分証明をブロックチェーンを用いて実現しようとする会社が海外にはいくつかあります。その中の一つにShoCardという企業があります。
この企業の身分証明システムは、実際に銀行や航空会社に導入されています。
FBアカウントが身分証明書として一般的に使われる時代はいずれ来るのではないかとワクワクしています。
今の身分証明では、信頼性の担保に落ち度がある気もしますし、第一住民票を取りに行く時間がないというのが大きいです。
最後に、ブロックチェーン2.0で言われることですが、スマートコントラクトの記事も参考に載せておきます。
昔は、インターネットがなかったことで、同じ地域(コミュニティ)に属している人同士が、お互いを認め合えば、その人の存在や信用が担保されていました。
今は、インターネットが普及したことで、70億人の人が繋がることができ、コミュニケーションが取れるようになりました。そのため、オンライン上でも取引や信用が担保されるようになってきました。しかし、セキュリティ面に課題があります。
今後は、ブロックチェーンの技術が向上し、ブロックチェーンと仮想通貨を用いた様々なサービスが展開されれば、低コストで信頼性の高い仕組みが出来上がり、70億人がブロックチェーンを通じて直接取引ができる時代がきます。
私は、ブロックチェーンの専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、にわかの知識と想像で、ブロックチェーンにワクワクしています。
ブロックチェーンが信用の形を変えることを期待しています。