Roamers Lifeという生き方

エストニアをベースに無拠点生活を目指す奮闘記

世界中に家が持てる時代 Co-living

ノマドってやっぱり難しそう

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ノマド(多拠点生活)をするハードルって

1)仕事の問題

2)住む家の問題

3)家族の理解が得られない

というのがあると思います。この順位は、人によっても異なりますよね。

 

仕事の問題

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仕事は、独立してフリーランスになった人は「時間」と「場所」に縛られることなく仕事ができるので、世界中を旅しながらでも仕事ができますよね。(クライアントと対面で会うことが仕事の方は難しいですが。)それでも、世界中にクライアントが持てれば、できるかもしれません。

2017年版フリーランス人口が先日ランサーズで発表されました。

www.lancers.co.jp

人口は、1,122万人になったそうです。去年の調査から5%アップしているそうです。

ただ、この人口は広義のフリーランスの数なので、ノマドのように自由に飛び回るフリーランスはごく僅かでしょう。

 

私は、フリーランスだけがノマドになれる人だとは思っていません。

特に注目したいのは、リモートワーカー&テレワーカー(以下リモートワーカー)です。

リモートワーカーは、会社員です。日本の大多数の会社では、リモートワーカーは消極的なとらわれ方がされています。

「子育てで仕方がなく」「両親の介護で仕方がなく」というように。だから、周りの同僚も、嫌な顔をしてしまう。そんな同僚たちの顔を見ていたら、リモートワークの申請するのやめよう。

 

リモートワークは、オフィスに出てこれない人が「仕方なく」申請するものという感じが日本ではあります。

一方、リクルートYahoo! JapanMicrosoftサイボウズなどの企業では、リモートワークを推奨し、社員に出社禁止を呼びかけてたりします。

このように、大手企業や外資系企業では次第にリモートワークが推奨されています。

 

オフィスに出社して仕事をしないと、仕事ができないというのは幻想です。

ノートパソコンが世に出た時に、外で仕事をするのはセキュリティ的に危ないという風潮がありましたが、今では企業からノートパソコンが支給されています。

また、AmazonKindleを出した当初、「電子書籍では本は読めない」とよく言われていました。日本では、今もなかなか普及は進んでいませんが電子書籍の方が安いし便利という声も上がっています。実際私は、すべての本を電子化しました。

 

リモートワークも今後広がりを見せると思います。

週2日出社すればいいとなれば、東京と軽井沢二拠点生活だって可能です。これも立派なノマドです。

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

 

以前も紹介しました、この本にはオフィスを持つ必要がない理由と実践するナレッジが書かれています。

 

 住む家の問題

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人間は、有機物で存在があるので、住居が必要です。どれだけVRが発達しても、住居までVRにはならないでしょう。(外装や内装はなるかもしれませんが...)

多拠点居住をしようと考えると、『家賃』って大きな問題です。

季節ごとに住まいを変えようと、四拠点生活を始めたとします。普通に考えると、4つの家を借りるので、一箇所借りていた時よりも4倍の家賃がかかってしまいます。

今は便利な時代なので、その四拠点をAirbnbで貸し出そうと考えました。人によっては、副収入として利益まで出ちゃうという人もいるかもしれません。しかし、まず4拠点を借りるための物件探し、敷金礼金、契約の手続きにお金も時間も掛かります。

 

じゃあ、家借りなくていいようにAirbnbで住み替えればいいじゃん。となりますね。Airbnbをフランクフルトで使ったことがありますが、ホストとのやりとりがめんどくさんですよね。何回もやりとりを重ねたり、1ヶ月住もうと思ってたら、別の予約が入ってて条件に合う人を一から探さないといけないとか。

あと、一泊3000円ぐらいするので、長期滞在するには高いです。

keisuke-chiba.hateblo.jp

 

色々と問題がでてきます。

 

そこで今回は、海外のサービスを紹介したいと思います。

1.ROAM

www.roam.co

Roamは、月額20万で世界中のRoamハウスに住むことが可能になるサービスです。

拠点は、ロンドン・東京・マイアミ・バリ島の4拠点あります。なんと、東京の赤坂にもあるんです。

Roamは、元ホテルを改装したり、豪邸を改装したりと、デザインにもこだわっています。あと、ワーキングスペースも完備していて、家とオフィスがくっついた職住一体となった場所になっています。

海外を飛び回るノマドにはいいかもしれません。

ただ、月額20万円なので、ざっと年収1000万円以上ある人でないと使えないのが難点です。

 

2.WeLive

www.welive.com

次に紹介するのが、あのコワーキングスペースのWeWorkが手がけるサービス。WeLiveです。このサービスは、アメニティーが揃ったシェアハウスを低価格で提供するものです。さっきのRoamとは異なり、1拠点毎に家賃が発生します。

一緒に住むCo-Livingを重視しているだけあって、ユーザー間のコミュニケーションが充実しているみたいです。

最も安い料金が、月15万円ほどです。

拠点は、ニューヨークとワシントンDCの2ヶ所です。もともと、ニューヨークに安く住める家を提供したいというところから始まっています。

今後、WeWorkのコワーキングスペースがある都市に展開していきそうですね。

 

3.StayAwhile

stayawhile.com

StayAwhileとは、世界中のホテルに泊まり放題の定額サービスです。

2017年春にニューヨークのホテルで正式リリースされる見込みです。

今年の秋には、パリ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ベルリン、ロンドン、アムステルダムに展開する予定です。

料金に関しては、まだ不明です。

 

4.Zoku

livezoku.com

Zokuは、アムステルダムのホテルですが、名前の由来は日本語の「族」から来ているそうです。

Zokuは、Co-Livingを意識していて、民泊×コワーキングスペースのような形です。イメージがしづらいですが、詳しく知りたい方は、リンクからみてください。

価格は一泊1.3万円ぐらいです。

拠点は、ヨーロッパを中心に広げ10年以内に世界50拠点まで広げる予定だそうです。

Zokuは、定額ではありませんが、Co-Livingサービスという観点で取り上げました。

 

 

このように、住むことに関しても障壁が緩んで来ています。

 

家族の承諾というのが家族持ちの方には大きなハードルになりますよね。ノマド生活は、独身のうちに謳歌すべきなのかもしれません。

それとも、理解あるパートナーと出会い、家族でノマド生活を送れるようにするかですね。

 

テクノロジーの発達によってノマドになるのが、簡単になった時代が現代です。

「オフィスじゃないと仕事はできない」「自分の家を持たないと一人前じゃない」という固定概念から解き放たれて、自分の心がワクワクするような人生を歩みましょう!

ノマドは、あくまで一つの選択肢です。

 

自分の「幸せ」の物差しを持って、一度きりの人生を悔いのないように生きましょう♪