アメリカ資本家の愛読書「肩をすくめるアトラス」とは
肩をすくめるアトラス
この「肩をすくめるアトラス」は、1991年にアメリカの議会図書館が行った調査で、20世紀アメリカで聖書についで読者の人生に影響を与えた本とされたようです。
それほど、影響力を与えた本と知って、僕は読み始めました。
全1270ページにも及ぶ小説だったのですが、小説を読んだことがなかったので、新たなる挑戦でもありました。
時間をも見つけて、ひたすら読みましたが、ストーリーが面白く、飽きることなく読み終えることができました。
簡潔にいうと、
アメリカ経済を牽引して来た大資本家たちが、自分の力で築き上げた財産や技術、会社を、政府や議会、国民にことごとく邪魔され搾取されることに不満を覚え、コロラド山中に自分たちの村を作り、世界の崩壊を待ちたかり屋が死んだら自分たちの力で一から世界を作ろうとする物語です。
この本をなぜ読みたかったかと言いますと、
今の世界を牽引している人たちのバイブル書だからです。
スティーブ・ジョブズ、ピーター・ティール、ドナルド・トランプ、エドワード・スノーデンなどなど
著名人たちが読み、影響を受け、その世界を体現するために動いていると言われています。
アイン・ランドのリバタリアニズム(自由至上主義)の思想に触れたことがなかった私にとって、「こんな考え方もあるのか。」と考えさせられる一面もありました。
リバタリアンに賛成反対ということではなく、アメリカ大統領がトランプになり、世界を席巻している資本家たちが自由至上主義を考えているのであれば、世界の動向は、自由至上主義的に傾くことは考えられます。
そのため、「肩をすくめるアトラス」を読めば、トランプの発言やピーター・ティールの行動が今までよりも納得がいくところがあるかもしれません。
気になったフレーズを紹介します。
己の人生とその愛によって私は誓う
私は決して他人のために生きることはなく
他人に私のために生きることを求めない
この言葉は、この本のキーワードでした。
財産とは人生を拡大する手段にほかならない。それには二つのやり方がある。より多く生産するか、より早く生産するか。早く生産することで、時間を作ることができる。
多くを生産して蓄える財産は、お金。
早く生産して蓄えられるのは時間。
皆が、互いの生産物を使って寿命を延ばし、時間を作るために生産物を使うから、彼らの生産物を使えば自分も寿命が伸びる。
谷の村では、互いに自由でありながら、共に成長している。
自分の人生を所有してそれを成長に注ぎ込むことよりも素晴らしい財産があるだろうか?
生きている限り成長するか破滅するかの二択。
リバタリアンの本質は、お金という財産を築くことではなく、時間という財産をいかに多く蓄えるかだと感じた部分です。
資本家も貧乏人も唯一平等なのは、「時間」だけです。
いかに時間をたくさん蓄えて、好きなように生きられるかを重視するというところに共感しました。
- 作者: アインランド,脇坂あゆみ,Ayn Rand
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
興味がある方はぜひ、読んでみてください。
Who is John Galt?
噂のStartup HUB Tokyoに行ってみた。
この間、丸の内に行ったので前から気になっていたStartup HUB Tokyoに行ってきました!
そのレポートです。
Startup HUB Tokyoとは
そもそもStartup HUB Tokyoとはなんぞやという人もいると思います。
Startup HUB Tokyoとは、東京都が運営するコワーキングスペースです。
東京都が運営しているということもあり、利用料は無料です!太っ腹ですね♪
驚くのはまだ早いですよ。
なんと立地も、東京駅のすぐそばなんです!
JR東京駅 丸の内南口から徒歩5分という好立地ですし、HUB Tokyoのあるビルの周りもおしゃれです!
そして、JR有楽町駅 国際フォーラム口からも徒歩5分圏内なんですねこれが。
素晴らしい。
HUB Tokyoのビジョンは、
起業とは誰にでもあり得る、
人生の選択肢の一つです東京における創業支援の入口として、
ここ丸の内にStartup Hub Tokyoは誕生いたしました。
“起業もありかも知れない”と思った時から、
調べてみたり、相談したり、参加してみたり、
創業・起業を皆様がより身近に感じられるような
サービスを行う支援拠点になりたいと考えています。
のようです。
起業という手段がより身近になってもらいたいというこのなんでしょう。
どんな雰囲気のスペースなのか
ちょうど行った時が、土曜日だったこともあり比較的空いていました。
しかし、スタッフさんによると最近は混んでいるとのことです。
写真からもわかるように、雰囲気はおしゃれです。
電源もWiFiもBGMもありすごく居心地は良かったです。
ワーキングスペースの隣には本棚があり、いろんな種類の本が置いてありました。
この本は 自由に閲覧していいそうです。(当たり前かw)
奥のスペースは、プレアントレプレナー会員向けのスペースになっています。
落ち着いて作業ができそうなスペースになっています。
このプレアントレプレナー会員は、通常メンバー登録後にフォームから登録ができます。
プレアントレプレナーメンバーに登録すると、こんなカードが頂けます!
この裏にあるQRコードで入退場を行うらしいです。
コンシェルジュスペース
写真の手前に二人の男性が向かい合って座って話をしていますが、ここがコンシェルジュルームです。
多様な分野の専門家が常駐しており、起業相談をしてもらえるスペースらしいです。
イベントスペース
一番奥にある"EVENT SPACE"は、文字通りイベントスペースになっています。
写真は残念ながらないのですが、サイトによると100人以上はいる広いスペースがあるようです。
日常的に、いろんなイベントがやっているみたいなので、チェックしてみると面白いかもしれません!
イベントを主催するときも利用料は無料なので、どんどん使っていきたいところですw
注意としては、2ヶ月前申請なので時間に余裕を持って申請してください。
受付について
受付は、入り口入ってすぐのところにあります。
利用者名簿に名前と使用用途を記入すると名札をもらえます。
ちなみに初回利用時には、ここで利用案内を聞きます。
受付の右手に少し見える赤色の物体がコーヒーメーカーです。
一杯いくらか忘れましたが、コーヒーが飲めます。もちろん持ち込みも可能です。(アルコール以外は)
最後に
実は、キッズルームもあるみたいで、子供を預けて仕事ができるスペースにもなっているみたいです!
一時保育ができるので、子連れのママ起業家やフリーランスも利用できますね!
今度、僕も所属しているワークルという団体のイベントもここでやるそうです!
https://www.facebook.com/events/1743415132654702/
ぜひ、時間がある方は来てくださいね!
ぜひ、丸の内に行った時に立ち寄ってみてみてください!
中央集権崩壊!?ブロックチェーンで実現される分散型共同体
前置きとして、私はブロックチェーン素人です。
そして、技術的なことは一切わかりません。
これから書いてあることは、妄想(フィクション?)です。
という前提を踏まえて、読んでください。お願いします。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、簡単に言えば銀行などの中央管理機関なしに、取引記録の改ざんや消去ができないセキュアな状態で記録し続けることができる技術のことである。“仲介役”を取り除くことができる技術として期待されているのだ。
国家システムの前提
現代の国家の仕組みでは、中央集権と地方分権の融合によって国家が成り立っているそうです。北朝鮮のような独裁国家は、中央集権のみで運営されている国家です。
当たり前のように我々は、このシステムを受け入れていますが、日本が中央集権国家になったのは、146年前の話です。たった1世紀前に中央集権というシステムを明治政府が採用し、「富国強兵」「殖産興業」をスローガンに西洋列強に追いつけ追い越せとせっせと国を強くしたのが日本における中央集権の始まりです。
第二次世界大戦終戦後、GHQが民主化や地方自治の強化に力を注いだけれど、日本が独立した途端、再び官僚主義の中央集権体制へと舵を切ってしまいました。
ここまで見てきましたが、日本における中央集権国家になった理由は、西洋列強に負けない富国強兵国家になるためです。
今は2017年、私たちは、アメリカやイギリス、ドイツに勝つ必要があるのでしょうか?大量生産大量消費をして、どんどんお金を稼いで、GDP世界1位を目指せば幸せになれる時代なのでしょうか?
中央集権のメリットは、上層部の人たちが全ての情報を管理しているため比較的決断が早くでき、迅速に対処できる点にあります。
また、情報の所在が一つになることで、国家の証明があれば情報の信頼性が担保されます。ということで、国民が、国の力を認めるため、国家が国家として成り立っていられるわけです。
今の時代に中央集権で中央管理されることが果たして本当にいいことなのか?私は疑問を持っています。
例えば、東日本大震災の時もそうでしたが、放射能の観測ができていたのにその情報を隠蔽し、後日開示することもありました。国民は、国家が国民の命を守ってくれると思っていたのに、パニックになるからという理由で公表されず、逃げられたはずの人が逃げられなかったということもありました。
政府関係者が、データの改ざんを行う可能性もゼロではありません。過去には、公的年金流用問題もありました。
このように、中央集権の弊害がいたるところで目にするようになりました。
また、中央管理というのも如何なものかと思っています。昔は、インターネットもなく、移動手段も限られていたため、中央で一括管理するのが安全で効率的とされていたかもしれません。
しかし、現代社会では、交通手段の発達、インターネットの発達、そしてブロックチェーンによる分散型台帳までもが出てきました。
むしろ、霞ヶ関に全ての機関と情報が集中している方がリスクが高いのではないでしょうか。そして、日本は北海道から沖縄のどこにいても地震という災害がやってきます。そんな日本だけに情報を置いておくことほど危なくはないでしょうか。
今、そして未来を見据えると、中央集権・中央管理というのは時代遅れであるように思えます。
参考:(歴史・事例にみる中央集権と地方分権の歩み - 道州制 - フォーラム福岡)
常識を疑ってみる
住民生活に目を向けて見ましょう。
携帯電話の契約、家の賃貸契約、銀行の口座開設......などなど、やけに住民票の写しの提示を求められますよね。
なぜだろう??
身分証明として提示してくださいと言われますが、「住民票=氏名、現住所、生年月日が書かれた紙」になんでいつまでもこだわっているのか?
よくわかりません笑
まあ、中央管理してくれている国家が証明している書類だから「正しい」と解釈しているみたいですが、国家自体が怪しいと疑う人がいないことを不思議に思います。(内部で改ざんが行われる可能性もあるのに)
また、家の賃貸契約に関してですが、万が一のトラブルを極力避けるために身元確認のために住民票の提示をお願いしているそうですが、氏名、現住所、生年月日が書かれた紙を見て、「Aさんは、善人だ。この人はトラブルを起こさない人」だと認識できること自体が不可能ですし、もしできたとしたら超能力を持っているとしか言えません。
普段当たり前だと思っていることは、200年前には非常識のことなのです。同様に、今常識とされることは、20年後の非常識と言えるでしょう。
それを踏まえての未来の話
住民票について書きましたが、ブロックチェーンを用いた分散型台帳であれば、住民票の代わりにFacebookアカウントの提示で事足りると考えているからです。
前提としてですが、
1)中央集権では、政府が正しいと言えば、その情報は正しい。
2)ブロックチェーンでは、コミュニティメンバーが正しいと言えば、その情報は正しい。
という前提のもと考えていきます。
結論として、ブロックチェーンを用いて分散型共同体を作った方が、安心して暮らせるんじゃないか?ということです。
実際に実現できるかも
身分証明をブロックチェーンを用いて実現しようとする会社が海外にはいくつかあります。その中の一つにShoCardという企業があります。
この企業の身分証明システムは、実際に銀行や航空会社に導入されています。
FBアカウントが身分証明書として一般的に使われる時代はいずれ来るのではないかとワクワクしています。
今の身分証明では、信頼性の担保に落ち度がある気もしますし、第一住民票を取りに行く時間がないというのが大きいです。
最後に、ブロックチェーン2.0で言われることですが、スマートコントラクトの記事も参考に載せておきます。
昔は、インターネットがなかったことで、同じ地域(コミュニティ)に属している人同士が、お互いを認め合えば、その人の存在や信用が担保されていました。
今は、インターネットが普及したことで、70億人の人が繋がることができ、コミュニケーションが取れるようになりました。そのため、オンライン上でも取引や信用が担保されるようになってきました。しかし、セキュリティ面に課題があります。
今後は、ブロックチェーンの技術が向上し、ブロックチェーンと仮想通貨を用いた様々なサービスが展開されれば、低コストで信頼性の高い仕組みが出来上がり、70億人がブロックチェーンを通じて直接取引ができる時代がきます。
私は、ブロックチェーンの専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、にわかの知識と想像で、ブロックチェーンにワクワクしています。
ブロックチェーンが信用の形を変えることを期待しています。
エストニアに学べ!遅れている日本の宅配サービス
こんにちは。
連日、ヤマト運輸が荷物増加と人手不足の深刻化によって、配達料金を値上げするというニュースが取り上げられていますね。
僕はこのニュースを見た時に、エストニアに行った時の体験がフラッシュバックしました。
IT立国エストニアでのちょっとした体験をシェアします!
エストニアについて
エストニアは、バルト三国の最北に位置する国です。首都は、タリンという街で、13世紀の街並みが残るとても美しい街です。
フィンランドのヘルシンキからフェリーで2時間で行ける場所にあります。
人口は135万人の小さな国です。
なぜ、こんな小国がITで有名なのかということを話し始めると、とても長いので、端的に説明すると、
ソ連から独立した時にエストニア政府は、国家にとって何が最も重要なモノはなんなのかを考えた時に、「情報」であると考え出したそうです。そのため、国民や国の情報を安全な場所に分散させることで国土がなくても国として存続できるようにしたのが始まりです。そして、20年前からITを着実に導入し、現在ではスタートアップのように国家を発展させているのです。
エストニアを支える物流サービス
今回紹介する、エストニアの物流サービスとは、"CLEVERON"です。
この機械の名前は、PackRobotです。
サービスの特徴は、 荷物の配送と回収を自動化することで、企業の配達コストを下げるだけでなく、顧客にとっても好きな時に自分の荷物を受け取れる or 送れるというメリットがあります。
街のいたるところに写真のような機械があり、それを使って荷物の配送と受け取りができるという画期的なサービスです。
日本でも普及しているAmazonのようなネット通販だけでなく、メルカリのようなCtoCビジネスが今後増える中で、日本のように人が家に荷物を届けるというビジネスモデルは時代遅れと言われるようになると思います。
CLEVERONは、エストニアで生まれましたが、アメリカ・ブラジル・ドイツ・フィンランド・ノルウェー・スペイン・ハンガリー・ブルガリアの9カ国で導入されています。
CleverBoxの使い方
エストニアで起業している方にタリンを案内してもらっていましたが、その時に、バス乗り場にあったCleverBoxの使い方を教えてもらったので、こちらの動画をご覧ください!
見てもらえれば分かりますが、とてもシンプルで分かりやすく操作ができるので、日本にも導入されればいいのにと思ってます。
最後に
エストニアといえば、ビデオ通話のSkypeや海外送金のTransferWiseが有名ですが、CLEVERONという面白い企業もあります。
このほかにも、面白い企業がもっともっと集まっているのがエストニアという国です!
この記事を読んで少しでもエストニアのスタートアップに興味が湧いたという方は、この本をお勧めします!
未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 (NextPublishing)
- 作者: ラウルアリキヴィ,前田陽二
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: Kindle版
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ドイツビールまとめ
こんにちは。
今日は少し寒いですね....
2ヶ月ちょっと前の話になりますが、フランクフルトにせっかく行っていたので、ビールについて書きます!
そもそも
そもそもの話ですが、
「旅をするように生きていきたい!」という思いから、ノマドの実験として12月24日〜29日までの6日間ドイツフランクフルトに行っていました。
まあ、本場のドイツのクリスマスを味わいたいという理由もあり、フランクフルトにしたということもありますw
6日間で飲んだビールを紹介!
Schöfferhofer (シェッファーホッファー)
フランクフルトには、24日の19時に到着しましたが、ドイツではクリスマスはお店が早く閉まり、家族団欒が当たり前だったこともあり、翌日のお昼に初のビールでした!
シェッファーホッファーは、白ビールです。
白ビールなので苦味がなく、あっさりていて美味しかったです!
実は、シェッファーホッファーが美味しかったので、最終日ホステルでの見納めのビールとしてチョイスしましたw
Glöckl Bräu (グレックル・ブロイ)
このビールは、なめらかな味わいのビールでした!
お店の人によると地ビールのようです。
記憶が正しければ、これも白ビールだった気がします。
Schwarzbier(ケストリッツァー)
見るからにですが、黒ビールです!
このビールは、黒ビールらしくどっしりとして味わいでした。
味もしっかりしていて美味しかったです。
調べて見ると、ゲーテも愛したビールとのことでした。
EisgrubのMßa Eisgrub
このビールは、ホームメイドビールです。
マインツにある、Eisgrubというお店でしか飲めないビールでした。こちらは黒ビールだったような気がしたようなしなかったような。。。記憶が曖昧ですw
EisgrubのMßa Eisgrubのライト
こちらも、ホームメイドビールです!
このレストランの中で作っているビールなんです。
ライトビールだけあって、口当たりも良かったです。
BINDING
真っ暗ww
そんなに真っ暗なお店じゃなかったんですが。。。
フランクフルトの街を散策していた時に見つけたバーにふらっと立ち寄った時に飲んだBINDINGビール。
あんまり覚えていませんが、美味しかった!
番外編
ビールではありませんが、フランクフルトの有名なお酒です。
その名も、Apple Wine(りんご酒)です!
イメージでは、アップルジュースのような甘いお酒なのかな?梅酒みたいなノリなのかな?と思っていましたが、、、、
不思議な味でした。今まで飲んだことのない味すぎて説明ができません。。。
適切だとは思いませんが、お酢を薄めた感じの味でしたww
酸味がある飲み物ですが、香りはあまりないので、美味しいとは思えませんでした。でも、現地の人は、専用のデキャンタのような入れ物でグビグビ飲んでいました。
カルチャーショックwwww
フランクフルトに行った際には、お試しあれ!
まとめ
今回の旅では、6日間の滞在で結局8杯は飲んでましたw
お昼から飲んだ時もありましたが、気持ちの入れ替えができてよかったです。
お酒が弱い人は、お酒×仕事はオススメできませんが。。。
打ち合わせがある時とかは、さすがに飲みませんでしたがw
いやー、旅をしながら生きていくって本当に楽しいし、自分に合ってることを実感しました。今度は、長期で実験したいなぁと思った1週間でした。
ともあれ、ドイツビール最高♪♪
安いし!美味しい!
また行きたくなってきてしまったww
学生特権!使わなきゃ損損
交通手段で欠かせない定期券について
皆さんは、定期券を持っていますか?
よくよく考えたら、この定期券めっちゃくちゃ節約になることに気がつきましたw
そこで、今回は定期券の節約術に関して書きます!
交通費は細かいですが、侮れません(>_< )
(定期券の個人情報がダダ漏れwww)
値段を比べてみよう♪
・三軒茶屋⇄明大前 1ヶ月学生定期:4420円
・三軒茶屋⇄明大前 切符 往復:574円
もし、1ヶ月間切符通学をすると......17,220円!
なんと、12,800円もの差額が出ちゃうんです!?
ここまでは、当たり前だろとなると思います。
今は、3月です。ということは大学生は2ヶ月間の春休みですよね。
家でまったり、友達とお出かけ!など学校なんて滅多に行かない時期です。
三軒茶屋と明大前までの定期だと、田園都市線で渋谷まで定期でいけちゃいます。
そこで、1ヶ月の2/3に当たる20日間、都内にお出かけしたとしましょう。
そうすると、三軒茶屋から都心に出るため最低でも渋谷に出る必要があります。
三軒茶屋⇄渋谷の往復切符で308円します。
308円×20日間=6,160円
おっと、定期券は、4,420円でしたよね。
ということは.....1,740円もお得に乗れちゃいます!!!
いやー大学生ということだけで、これだけお得に電車に乗れるとは!
学校に行かなくても、電車をよく使うという人は、春休みでも定期券を買うことをオススメします!
【速報】孫正義育成財団イベントを終えて
今日、孫正義育英財団の「未来を創る若者たちへ」という対談イベントに行きました!
孫正義さん、山中伸弥さん、五神真さん、羽生善治さんによる対談 というなんとも豪華な方々のお話が聞けるなんて幸せです。
議事録ですが、興味がある方は読んでください!
なぜ財団を作ったのか?
2045年に起こるシンギュラリティから説明します。
シンギュラリティとは、技術的な特異点のこと。ある特異点を迎えると、著しく変わるという意味の言葉。
コンピュータの能力が人間の知能をはるかに超え、常識がことごとく変わることを意味している。
コンピュータの役割が、計算能力を超え、思考し学習し推敲していく。
16歳の時に留学し、大学でコンピュータサイエンスを学んだ。
この頃にサイエンス雑誌を読んだ時に、マイクロコンピューターの話が出ていた。この時、人類を超えるものを見て、感動し「人間ってなんなんだろう?」「人間の未来はどうなるのか?」ということを考えた。
この感動が孫さんの人生を変えた。
ここ30年間で計算能力も100万倍、メモリの容量も100万倍、通信速度も100万倍になった。
100万倍になった今、いろんな分野で人間を超えてきた。
これから、30年間でまた100万倍性能が良くなる時に、一体どうなるのか?
AIの知能の30年後は、IQは1万になる。IQ200で天才なのに、1万になると、超知性である。要するに、人間の知能を確実に越す。
我々の人間のDNAは、1000年経っても変わらない。AIはどんどん変わっていく。
最近のAIはディープランディングで、勝手に学習していっている。
シンギュラリティの時代が、30年ご50年後にきた時に、我々人間はどうすべきなのか?
AIに支配されるのか?それは違う。人間も頑張らないといけない。
若者は、人間代表であるというぐらいの誇りと責任を持って欲しい。
暗記は、コンピュータでできる。『考えて欲しい』考えて、考えて、考え抜いて欲しい。
だからこの財団を始めた。
登る山をいつ決めたのか?
孫:『登る山を決めることで人生の半分が決まる』(孫正義の格言)
自分の情熱、何をやるのかを決めることで人生が決まる。
みなさんは、いつ決めたのか?
山中:研究者になろうと思ったのは、20代後半だった。高校時代は、医者になりたかった。大学では、スポーツ選手専門の整形外科医になりたいと思っていた。
臨床医学だけでは、知識が偏ってしまうということに気がついた。その頃から研究したいという情熱が湧いた。
大学院に行った時の初めての実験が人生を決めた。その実験の結果は、予想と正反対の結果が出た時に、がっかりするのではなく、ものすごく興奮した。その自分の反応に自分自身が驚き、研究者が向いているということに気がついた。
小学校の頃は、はっきりした夢はなかった。父親の工場の機械(理系)に囲まれて育っていた。
コンピュータとの出会いは、20歳のときにやったプログラミング。(電気信号が出るというもの)
コンピュータの進化は信じられないぐらい発展している。
今の若者は恵まれている。その中で、人と違うことをやるのは難しい。
五神:小さい頃は、物作りが好きになった。近所に彫刻家の先生がいて、いつも楽しそうに作っていた。その様子を見ていたから、自分も好きにものづくりをするようになった。彫刻家に見せると、すごい感動してくれた。
その時、芸術家になりたいと思った。中学校時代に、芸術では食べていけないと悟る。
父親がエンジニアだったこともあり、高校時代に学校でアンテナを立てて、電波の伝わり方を学んだ。
大学では、理学を学ぶのか?人に貢献するのか?の進路で迷っていた。社会から切り離されることに不安を感じていた。
新しいことは、社会に結びつくということを大学の教授から教えてもらった。
光を理学として理解したと思ってレーザーを用いた物理学の研究室の門を叩いた。
発明されて、20年経っていて、環境は整っていたが、強いレーザー光を使おうと思うと、エネルギーがものすごくかかっていた。今は、小さな電力で強いレーザーを出せるようになった。そのことによって、自分が夢であったレーザーを使った面白い実験が簡単にできるようになった。
レーザーで金属とガラスをくっつけることができるようになることで、ネジを使わず機械が作れるようになるということがワクワクしていた。
羽生:6歳の時に将棋に出会った。野球やサッカー、ボードゲームなどの遊びの一つとして、将棋があった。
駒を使った簡単なゲームとして将棋で遊んでいた。子供の将棋大会に行ったら、1勝2敗して予選落ちした。
その時に、将棋道場を知った。8級から始まる道場だったが、15級から始めなさいと言われたが、それでも負けていた。
家が街から遠かったから、親が街に出て買い物をしている間に、将棋道場で将棋を指していた。
そこから楽しくて、熱中していた。
プロの養成会に入ったのが、11歳の時だったが、名人になるなんて全く考えていなかった。
好きな将棋を続けたくて、入っていた。ただ、プロの世界に入ろうと思うと、狭き門だから、お世話になった先輩はどんどん辞めていく。
去っていく先輩の背中を見て、努力しようと思った。そして、プロになったのは中学3年生。
対局は、午前3時とかに終わるので、始発でいつも帰っていた。その時に、通勤の人と逆の方向に向かっている自分を俯瞰して「人と全く違う道を進んでいる」ことを痛感した。
進学で悩んでいる友達の姿を見て、羨ましさも感じていた。(自分は決まった道があったから)
孫:全員に共通するのは、落ち込んだり悩んだりしたが、褒められることがエネルギーになっていた。
親から、何をしても心の底から褒められた。失敗した時にも褒めてくれる時が嬉しいかった。
山中:先生が立てた予想が間違った時に、先生も一緒に興奮して喜んでくれた。失敗を一緒に興奮して喜ぶことが最も嬉しいかった。
実験で失敗した時に褒めてくれて、成功した時に喜んでくれる人がいないと研究者としてやってられない。
孫:脳が興奮するというのが強烈なエンカレッジである。
羽生:江戸時代に作った詰め将棋をずっとやっていた。1ヶ月解けないのが普通。
問題の作品の芸術性に感動と興奮していた。やっている時は、苦しいけども、最後の感動が味わえたときに喜んだ。
孫:脳は快感を感じたい。だから、脳は快感を感じるために、行動したり意思決定している。
何か成功したという快感を感じて、それが忘れられなくて、もう一度チャレンジする。
快感の極致は、興奮している状態。この連続で、何かを極めていく。
この興奮を分かち合う人がいるとまた挑戦できる。
極端に悩み、極端に快感を感じている人が、事をなす。自分が単に満たされるのは喜びの度合いが小さい。家族や同僚や友達が喜びを感じてくれた時はもっと嬉しい。赤の他人や世界中の人も一緒に喜んでくれた時が自分の興奮がもっと高まる。
自分が一番快感を感じるのは、自分のためではなく、100年後200年後の人に感謝される事を成した時に感じるものである。
五神:他者との共感力が幸せを感じるものである。多くの人との共感が自分の興奮を高め、喜びを感じる。社会のための活動こそ、快感をより感じるようになる。
孫:「考える」という行為が大切。物事を考える時に、左脳(論理的)を一生懸命考えるのが一般的だけど、ヒラメキを生むのは右脳(直感)を使うのが名人。
論理的にアイデアを考えるよりも、直感や感情でアイデアを考える人の方が斬新なアイデアが出てくる。
山中:新しい事をやるのは難しい。
新しい事は4つのタイプで生まれると思っている。
①ひらめき型。ちょっとしたひらめきで生まれる。
②融合型。全く違う2つの事柄を結びつけて新しいものを作る。
③必要型。世の中に絶対必要なものだけど、どうにかしてやり遂げるという意思でややり抜く。
④神頼み型。まずやってみる。そうすると、想像しなかった成果が出てくる。失敗でも落ち込む事なくやっていく。
どうせやるなら人と違う山を登りたい。
孫:せっかく優れた知恵があっても、人と同じことをやっているのは勿体無い。
「人がやらないこと」や「人がやっていることでも抜きん出る」ことができれば素晴らしい。
他人よりも優れるためには、考える力が重要。
他の会社とは違う事をいかに悩んで突き詰めるかが重要。
「悩む=考える」である。大いに悩んで苦しむ事で、それによって新しいことが生まれる。
これからの世界について
山中:楽しみではあるが、怖いことでもある。
恐竜が滅びたように人類の歴史がテクノロジーで途絶えてしまうのではないかと思うと怖い。
原人から人類が進化したのではなく、原人と人類は一緒に存在していた。だが、原人はある時を界にいなくなった。
急速な技術進歩が、人類を滅ぼすかもしれない。
テクノロジーをどう使うかで、素晴らしい社会になるのか、恐ろしい社会になるのかが決まる。それは、今の若者の腕にかかっている。
気候変動や人口変動よりも技術変動が人類に与える影響の方が大きい。
五神:子供の頃に、地球環境が悪くなる一方だった。だが、最近は川も山も綺麗になっている。知恵をどう使うかで、良い方にも進む。
資本主義や民主主義はそもそもなぜ作られたのかが、テクノロジーの発展で再び考える時が来た。
これからの時代は、「考える」ことが重要である。
羽生:人類が抱える12の脅威にAIも入っている。気候変動はリスクしかないが、AIは、脅威でもあるが、残りの11のリスクを全て解決するポテンシャルも持っている。
AIをどうやってデザインして活用するかは、人間の選択である。この活用法は、若者が決めないといけないこと。
孫:人工知能を使って、今まで解決できなかった問題を解決しようと思っている会社がある。そう言った会社に1000億規模で投資していこうとしている。
人工知能を使って、人間の知能では解決できない問題を解決していく。そのような社会にとって有益な会社に投資をするし応援していく。人工知能が脅威である一方、脅威を救ってくれるのも人工知能である。
山中:身長までも操作できるようになっていく。どこまで、DNAをいじっていいのか?というのは、人間の倫理観にかかっている。人間が便利さだけを追求するのではなく、不便でも踏みとどまる心を持たなければいけない。
グローバルな世界において、この心を持っている人がどれだけいるかで人類の存亡がかかっている。それをAIが救ってくれるようなれば、世界が助かるかもしれない。
孫:シンギュラリティで、人工知能が人類を滅ぼすかもしれない。人工知能が生産性を極端に突き詰めるとおかしくなってしまうが、理性観を持った進化のさせ方をすれば、有益の方に進む。
ペッパーが今までのロボットと違うのは、「人間の感情(心)をコンピュータに入れ込もうとした最初の試み」であった。
感情を持つためには、感情を理解することから始まる。
ペッパーには、生産性ではなく、人工知能に道徳心を持たせたいという思いから開発された。
生産性と道徳心のバランスが、人工知能を人類にとって有益にする。
コンピュータははるかに賢くなる。人間は、「何を考えて」「どんな人間になっていくのか?」を考え続けないといけない
五神:個々の違う人が、生き生きと暮らせることが必要。
人々が、違いを認め合い、共感し合うことが大切になる。
自分と違う人と積極的に接して欲しい。
羽生:長い歴史の中で、今が最も情報を持っている。学んだり進歩したり、倫理観を持ったりするには一番いい時代を迎えている。今は、チャンスが多い時代である。一方、たくさんのデータにもとづいて、それだけで決めるのではなく、自分の直感を使って可能性を信じて挑戦して欲しい。
山中:これからの道は2つある。
1つは、この道一筋の直線型。もう一つは、予想外の方を進む回線型。
日本は、直線型が今まで多かったが、回線型になるなら日本を飛び出して、世界に出て行って欲しい。
特にアメリカは進んでいる。
直線型でも回線型でもどっちも素晴らしい人生。
孫:坂本龍馬の本を15歳の時に読み感動し、それに感化され思い立ってアメリカに留学した。
アメリカには、世界中から優れた頭脳が集まっている。だから、アメリカはすごい。
英語で気楽に会話ができる。複雑な言葉を知っているがあえて、難しい英語を使わない。
孫さんの話したい英語は、アメリカ人向けの英語ではなく、世界中の第2ヶ国語として使っている人たちにもわかる英語を使っている。意識して、話している。
英語というのは、若いうちから第一ヶ国語として喋れるぐらい身につけて欲しい。
どんな人になろうと、コンピュータを使わずして、先駆者になることは不可能である。
「英語」と「コンピュータ言語」の二つは、なるべく早いうちに自在に使えるように身につけて欲しい。
人工知能の知能を最大限利用しながら、でも心を持ったコンピュータを作って欲しい。
全ての生命体を尊重する精神が大事。人間のためだけでなく、全ての生命体のためにテクノロジーを使って欲しい。
一般的な教育では、抜きん出た人を殺し、平均化させようとする。若者の優れた知能をより抜きん出たものにしたいその一心で、財団を作った。人類代表になってもらいたいから応援したい。
感想
>孫さん
掴みが上手な人だなと感じました。雑談のような話題を話していて、そこから本題にスッと入っていく。一笑いさせてから、次の話題に行くという絶妙さ。
それと、人たらしだなと思いました。少年のような目でワクワクしながら話してるのが伝わってきます。そういう一面が可愛らしいなと。
一番聞いていて感動したのが、知識の豊富さです。孫さんは、本当に忙しいのに興味のある分野をとことん勉強しているなと話を聞いていて感じました。
あれだけ、いろんな知識を吸収し、アウトプットできているから大企業を一代で築けたのだと思います。
>山中教授
4人の中で一番面白かったのは、山中教授。京大で関西というのもあるのか、会場中が笑いに包まれました。ユーモアを持ってて楽しい人だなと思いました。
>五神総長
総長は、いい人感が伝わってきました。
言っていることは真面目なのに親しみが持てるキャラクターでした。
>羽生棋士
チャーミングな方だなというのが一番の印象でした。
彼は、いい意味で抜けてて、他の人との受け答えの違いがツボでした。
おわりに
全員が一致して言ってたことは、ひたすら考え抜く「思考力」。
悩んで悩んで悩み続けた先に、快感が待っていること。そして、たとえ悩みぬいて失敗しても、違う答えが見つかったことに興奮できるレベルまで考えることの重要性を一番伝えていた。
個人的に最も面白かったのは、孫さんの英語力の話。
孫さんは簡単な英語しか話さないといことをネットで見かけたことがあったが、アメリカ人向けの英語を話すのではなく、第二言語として英語を使う人に伝わるために意図して簡単な英語を選んでいるというのを聞いてハッとした。
孫さんは、簡単な英語でも「成したコト」を持っているから世界でも受け入れられるのではなく、簡単な英語をあえて選んでいるから世界中で受け入れられるのだと感動を覚えた。
暗記よりも思考力と言っていたが、論理的な思考ではなく、直感的な思考力を身につけなければいけないと強く感じたイベントでした。