旅をするように生きるには
モバイルボヘミアン
昨日、本田直之さんと四角大輔さんが共同で執筆した『モバイルボヘミアン』が発売されました。
今回は、モバイルボヘミアンという本をご紹介します。
モバイルボヘミアンとは
モバイルボヘミアンとは、
仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅をするように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも言える。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本
- 購入: 25人 クリック: 206回
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この中で、「自由に旅し、国境を超え、自由に生き、自由に仕事をする」という意味としてノマドを用いていた。
しかし、ノマドという言葉自体が陳腐化してしまったと本田さんは言う。
カフェで仕事をする人=ノマドワーカーというように、オフィスに行かないで仕事をするだけの存在としてノマドが捉えられてしまった。だから、モバイルボヘミアンという言葉で、ノマド2.0時代を本書では書いている。
このノマド2.0のモバイルボヘミアンは、"どこでも仕事ができる"ノマドワーカーに加え、「仕事とプライベートの境がなくなってきている状態」を指すそうです。
以前私も、自身のFacebookで投稿していたのですが、まさにモバイルボヘミアンという言葉に集約され、スッキリしました。
モバイルボヘミアンは、
ただお金を稼ぐためだけ、食べるためだけに働くのではなく、得意なことや好きなこと、ライフスタイルそのものをコンテンツにして仕事をすることです。
モバイルボヘミアンになるには
では、どうやったらモバイルボヘミアンになれるのでしょうか?
旅をしながら生きるためには、準備期間が必要だと本書には書かれています。本田さんも四角さんも、大学生の頃から計画して実現できたライフスタイルだったそうです。
そして、二人とも会社員経験をしてから今のライフスタイルを手に入れたそうです。
しかし、お二人がモバイルボヘミアンになったのは、インターネットがなかった時代です。その時代だからこそ、15年かけて準備をしたと言うことです。
言い換えれば、インターネットを用いて準備を行えば、準備期間が5年でも実現できるかもしれません。
しかし、準備期間は必要ということに変わりはありません。
モバイルボヘミアンになるために準備することが7つあげられています。
・「ミニマムライフコスト」を把握する
・人生の「インフラ」となる経験を蓄積する
・「SNS×マニアックメディア」で発信力を確保する
・好きの徹底追求と発信で、「個人ブランド」を確立する
・「ベーシックインカム」を自分でつくる
・「旅」そのものを、生活にし、仕事をする
・自分の意思で人生を「デザイン」する
特に、「ミニマムライフコスト」を把握するというのは、今すぐにでもできるのでやったほうがいいです。
私の場合は、月15万円あれば余裕で生活できることがわかりました。
家賃や交通費、食費などあらゆるものを数値として出してみると、気持ちが楽になると思いますよ。
感想
テクノロジーの発展によって、場所や時間に囚われることなく生きていくことが可能になりました。
今までの時給制というのは、”時間を企業に売る=命を企業に売る”ことで対価としてお金をもらうことをしてきました。
しかし、モバイルボヘミアンは、場所にも時間にも縛られないからこそ時間(命)をムダにするのではなく、自分の好きなことに命を注ぐことができるようになるのです。
そこに、ライフワークバランスは存在しません。なぜなら、仕事でもあり趣味でもあるからです。いうなれば、ライフワークミックスという状態です。
しかし、すぐにモバイルボヘミアンやハイパーノマドになることはできません。そのためには、準備期間が必ず必要です。
準備期間では、『基礎スキル』と『専門スキル』を身につけ、そこに『オリジナリティ』を付加すれば、モバイルボヘミアンとなることができるそうです。
私は、よく考える前に行動してしまいます。確かに、準備期間で基礎を造っておかないと、数年で基礎が崩れて長期的なモバイルボヘミアンになることができないと学びました。
私の場合は、会社員になって準備するのではなく、新しい事業を興しそこから『基礎スキル』と『専門スキル』を学び、モバイルボヘミアンになって生きたいと思います。
そして、スタートアップ起業家でノマドというのがオリジナリティに繋がるのではないかと思っています。
そして、自分自身が熱狂的に突き詰められるコトがまだ見つかっていない気がします。(すでに手の中にあるのかもしれませんが)
熱狂的に突き詰められるコトを見つけるためにも、旅にでたいと思えました。
モバイルボヘミアンというライフスタイルは、向き不向きがあります。隣の芝は青いので、憧れるかもしれませんが合わない人もいます。
人生は、十人十色です。
こんなライフスタイルもあるんだと思って、『モバイルボヘミアン』を読むのもいいでしょうし、『旅をするように生きたい』と思って参考書として読むのもいいと思います。
僕は後者でしたが....
最後に、本田さんも四角さんもここに書いてあることを真似しろとは一切言っていません。一つの参考事例として紹介しているだけにすぎません。
右も左もわからないうちは、徹底的にパクってもいいかもれません。しかし、守破離の精神と同じで、型を破って、オリジナルの型を創っていかなければいけません。
私は、ノマド3.0でありモバイルボヘミアン2.0を実践したくてうずうずしています。デュアルライフ(二拠点生活)ではなくマルチライフ(多拠点生活)です。
一度読んでみてはいかがでしょうか?
合わせて読みたい本田直之さんの著書
1)この本は僕が初めて読んだ本田さんの著書です。まさにバイブル。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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2)本田さんの旅の軌跡です。旅をするように生きるためには読むべき
TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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3)生産性を上げ、時間を生み出すために読むべき本
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4)セルフブランディングの考え方を学べる。個を売り出したいなら必読
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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