Roamers Lifeという生き方

エストニアをベースに無拠点生活を目指す奮闘記

THE CIRCLE テクノロジーを扱う人必見の映画

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 昨日の夜帰国しました。

機内でエマワトソン主演のTHE CIRCLEを見てきました。

日本では、11月10日ロードショーみたいです。

 

www.youtube.com

 

全てのテクノロジーを扱う人たちが見た方がいい映画だと思います。

この映画を見て、たくさんのことを考えました。

大きく2つのことです。

 

1)我々が向かう未来では、人類は地球という刑務所の中で生活をすることになるのか?

 

2)現状含め、個人情報は誰のものなのか?

 

 

我々が向かう未来では、人類は地球という刑務所の中で生活をすることになるのか?

健康管理、職務管理、SNS全てをオンラインにした方が、便利なのかもしれません。

「便利とは何か?」から議論したいところですが割愛します。

 

世界中の防犯カメラ、スマホのカメラを

やスピーカーなどをオンラインでつなぎ、個人のGPSデータを収集し、犯罪者を捕まえることができる時代です。

犯罪が減るのはいいことかもしれません。

しかし、これは犯罪が減ると同時に我々は、性悪説に基づいて地球という刑務所で互いを監視しあって生きることに繋がります。

それ以外の言葉を使うなら、世界中の人々がパパラッチであり、互いのプライベートをネタにし合う世界になるということです。

 

普段は、認識をしないようにしていますが、

24時間365日毎日、しかも生まる瞬間から死ぬ瞬間まで世界中の誰かから見られていることを容認してしまっています。

赤ん坊が生まれた瞬間をFacebookでポスト。その子供が生まれた瞬間には「いいね」は多く集まりますが、その子供が大きくなって、全世界に自分の生まれた瞬間を見られていたことを知ったら恥ずかしく思うかもしれません。

親にとっては嬉しい初めてのウンチも。。。

 

我々は、70億人から監視されて生きて行く世界を作ろうとしているのか?

もし、普段と異なる時間にオフラインにしたら、悪いことや恥ずかしいことしているのでは無いかと疑われる。

常に誰かに見られていて、付きまとわれている状態になります。

 

人間誰しも浮き沈みがあり、一人になりたい時間はありますが、その時間さえ当てられません。

 

なぜ大統領は偉くて、子供は偉く無いのでしょうか?

同じ人間なのに、管理する人と管理される人が存在するのでしょうか?

誰がどんな理由で、管理する権利を与えたのでしょうか?

管理する人間は、全知全能で間違えを起こさないのでしょうか?

 

少なくとも僕は、地球を刑務所にはしたくありませんが。

 

 

個人情報は誰のものなのか?

小中学校の時に「インターネット上にあげた情報は一生消せない」と教えられました。

これは、複数の理由がありますが、中央集権組織にのサーバーに書き込まれるという理由について論じます。

私たちは、FacebookInstagramに投稿する理由は、自分の友達に自分の現状や考えを紹介して承認欲求を満たすためです。(僕もそうですが笑)

誰かから認めてもらうというのはとても嬉しいことですし幸せな気持ちになります。

しかし、全てをのデータ(投稿内容、写真、位置情報、デバイス、時間など)をFacebookInstagramのサーバーに記録されます。(Instagramfacebookが買収したので、facebookがデータを管理してそうですが)

そして、そのデータを利用して我々に広告を流したり、友達候補をレコメンドしてきます。

データを二次利用したりするかもしれません。

 

Facebook上で投稿を消したとしても、サーバー上には残るので、そのサーバーがハッキングされれば、消した投稿が世界中にばら撒かれるかもしれません。

 

我々はこのリスクを見ようとしないで、便利さを追求します。

便利を追求した先には、個人情報は存在しないし、個人が息を吸ったり心臓を動かしたりすることによって企業がお金を稼ぐようになります。

 

この問題は、中央集権組織に情報が集積してしまい、個人が自分の情報を管理できないシステムに問題があるのでは無いでしょうか?

 

 

 

そして

テクノロジーを止めることはできませんし避けて通る事もできません。

そして、テクノロジーは、我々人類を良い方向に導いてくれもしません。

人類がテクノロジーをより良い方向に導かないといけません。

 

AppleGoogleFacebookのような大企業やITスタートアップの起業家がなんとかしてくれる訳ではありません。

70億人の一人一人がテクノロジーに向き合い、何が人類にとってより良いのかを考え話し合う必要があります。

そのためにインターネットを使うべきではないでしょうか。

 

 

gaga.ne.jp